なんてことはないのだけれど、初めてリペアをしてみた。
5年程履き続け、日々のデスクワークにより股の付け根付近がかなり
薄くなっていた。
途中から釣りにも活躍し、屈んだ時に薄くなった部分に裂けが生じた。

オリーブのパンツはデニム色に相性が良く、この一本がなくなると
非常に困る。
代わりのモノも探したが、このシルエットは捨てがたい。
ならばと、洋服直しをネットで検索していくうちに
ジーンズリペアのサイトに辿り着き、そこで簡単な直し方が紹介されていた。
その方法は、裂け目の裏に当て布を接着し、表から裂け目を閉じて縫いを繰り返していくもの。
とりあえず、パンツの色に近い縫い糸と当て布を買いに行く。
パンツを持参し店で糸色を照らし合わせていくが、パンツが退色している事もあり
ピッタリの色は見つからず。そのなかで最も近い色に決める。
当て布はオリーブ色がなかった為、長い事着ていないアーミーシャツを切る事に。
ネットでは当て布を接着とあったが、どの接着剤を使用すればいいのか分からず、
また、接着剤を使用した事によるシミを懸念し、マチ針で固定する事にした。
一先ずおおよそで固定出来たら、パンツを表に返し、裂け目を閉じながら縫っていく。
最初は、この縫い方を行ったり来たりの返し縫いでと考えていたが、ミシンの縫い選択に
幅広めのジグザグ縫いがあったため試してみると、縫い幅は完璧に裂け目をカバー出来た。
慎重に裂け目を指で閉じながらゆっくり縫い、ものの3分でリペア終了。

引っ張ってみたが強度も問題無さそう。
反対側の足もかなり薄くなって今にも破けそうだが、破けた時にリペアしよう。
見た目の善し悪しは別として、糸代の数百円のみ、たった数分で、これからも愛用出来る
パンツを手に入れた。(今回の様な一直線の裂けの場合、当て布の色はなんでもいい。閉じて縫うので
表に現れる事はない)
今回はただ一直線に縫っただけだが、リペアをパッチワークにする方法もあり
わざと範囲を広げ四角型にしたり楕円にしたり、また別色の生地をあてたりと
色々と遊べそうだ。ただし、センスが問われるのは間違いない。
最後に。
ミシンの基本的な使い方を知っていれば簡単に出来る。
店に出せば数千円はとられる。
値段以上に、自分でリペアした小さな満足感と、想像以上の愛着がわいてくる。
作りのしっかりしたモノでデザインも気に入っていれば、リペアして永く愛用出来るため
モノ選びの目も変わってくる。
以上、自分でトライしてみて気付く事でした。
- 関連記事
-
テーマ:DIY - ジャンル:ライフ
- 2010/01/25(月) 12:34:53|
- Other stuff
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0