1時半、干潮から上げで開始。
最近まで通っていたポイントは、あちこちで工事が始まり、
大きな重機で川底を掘り返したりしているためメジャーポイントへ。
この時間にここへ来るのは初めてだ。
橋上から見るとかなり水位が下がっている。
今まで気づかなかった地形が確認できる。
なるほど、
ルアーロストするはずだ、と何度か
ルアーを
奪われたあたりは複雑に起伏していた。
まだ誰も居ないようだ。
流れに動きはほとんど見られず
干潮時に現れる陸地に降りて、橋周りの明暗から探ってみる。
30分程経過すると、次第に一人、また一人と
釣り人がやって来る。
そのまま暫くの間、同じ場所で様子を見るが反応はない。
周りは相変わらず、人が入れ替わり立ち替わり。
次第に少しずつ潮は満ち始める。
岸にあがり直ぐ隣へ移動する。
すると目の前にボイルがおこる。
少し経つと、手前でも沖でも、段々とすごいことになってきた。
一気にポイントはヒートアップ。
気分は高揚し、ポッパーに結び変えボイルしている場所に
次々と打ち込んで行く。
と、隣の二人組の一人にヒット。
横目でチラチラとみながらキャストしていると、今日3回目の
ライントラブル、、、
隣は無事にランディング成功し暗闇のなか、魚体の銀色がキラリと
輝いた。
まだボイルは続いているのかと川面を振り返って確認。
依然お祭り騒ぎは継続中。
ノットにヤキモキしながら、水面直下をトレース出来る
ルアーを結び
直ぐさまキャスト。
手前付近でコッとアタリを確認。
同じコースを意識しトレースして来る。
期待は既にMAX、がそれとは裏腹に
ルアーへの反応はなくなる。
リトリーブを徐々にスローに変化させながら試してみる。
ラインがベイトの群れに当たり揺れる。
デッドスローで引いてきた数投目にグ、グンッ!
キタッ!
巻いて速攻で煽ると、ロッドは綺麗にバットから曲がった。
身体が一気にカッと熱くなった。
しっかり重みは乗っている。
直ぐにジーッとラインが出て行き、魚は上流側へ。
ロッドティップを魚の進む方向へ向ける。
どれくらいぶりだろう、この感触を味わうのは。
そしてなんとしてもキャッチしたい。
とランディングを考える。
足場から水面までは少し距離がある。
いつもは手すりがある場所での釣行なのでネットを用意しているが
今日は持ってきていない。
ランディングツールは2000円弱で買ったフィッシュクリッパーのみ。
いまだ使用した事が無い。
しかも今使用しているロッドは結構な先調子のショートロッド。
これではたして抜き上げられるのだろうか?
一瞬戸惑ったのち目に入ったのは、先程に居た干潮時に現れる陸地。
そこまで約5~6メートル。
何も考えずにそこまで誘導しようと途中、走られながらも
降りる手前まで来た。
するとそこからラインは一気に下流側、水中深くへと出て行く。
ジーーーッとドラグは鳴き続け、それに伴ってティップは水面へと
絞り込まれる。
なんか不安だ。
無理しすぎたか。
ラインが止まった瞬間に一気に巻き寄せようと
左手は準備万端。
その直後、ドラグが鳴き止んだとともに、ロッドティップからフッとテンションが抜けた。
、、、、
一気に身体は冷えきった。
テンションの抜けきったラインを巻きとっていく。
ユラユラとPEラインの先端がこちらへやってきた。
ノット部での
ラインブレイク。
初キャッチを逃したという残念な気持ちと同時にフックさせたまま
バラシてしまった罪悪感、そして罪悪感、、、
暫くのあいだ、何を考えるでも無く、何となく何かを考える。
ボイル祭りの最中に急いで組み直したノットは
不十分だったのだろう。
この瞬間を逃したくない、今の自分にとって初ヒットは念願だった。
この自己中心的な気持ちが勝り、ノットを不完全なモノにしてしまったに違いない。
自分に腹が立つ。
もう一度しっかりとノットを見直し、何回も練習しよう。
そしてネットも持参するようにしよう。
この出来事をBLOGに掲載する事で、自分を戒める。
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テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2009/11/09(月) 10:56:08|
- Fishing - River
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| コメント:2
SKYさん、こんばんは。
大変惜しかったですね、悔しい熱が伝わってきました。
ヒット後にバラしてしまうことは良く有りますがラインブレイクはタックルシステムに問題がありそうですね。
何度も起こるライントラブルも気になります。よかったら以前話した逆テーパー巻きを試して下さい。
一番難しいヒットするところまでの難関を越えたのなら、あとはノットや道具の問題ですね。
それは直ぐに解決できると思います。
次回もがんばって下さいね。
- 2009/11/12(木) 00:07:02 |
- URL |
- Megaceryle lugub #JalddpaA
- [ 編集]
Megaceryle lugubさん、こんにちは。
コメント有難うございます。
久しぶりにヒットし、忘れかけていたロッドの重みは
今でも蘇ってきます。
前回の釣行でのライントラブル頻発は
ウエダが修理中で、代用の短いロッドで
かつ軽いルアーを思いっきり遠くへ飛ばそうと
キャスト一連の動作がチグハグになっていました。
ラインがガイドに一巻きほど絡みつく軽症もよくおこっていました。
今朝はウエダが修理から戻ってきたので
それを使用して無理せずキャストしたら
トラブルはおこりませんでした。
私のキャストの問題と思います。
ヒュンヒュンとテンポ良く投げられるように精進せねば、です。
- 2009/11/14(土) 08:39:41 |
- URL |
- SKY #-
- [ 編集]