とある滝でキャンプ仲間と再会した。
香川には帰省で何度も訪れてはいるのだが、久しぶりの再会に適した場所と
考えてみても、家から20キロ圏内の釣り場が思い出されるだけだった。
四国中を旅している彼らに探し出してもらったのが、この滝だった。

各地で最高気温が更新されている中、僕も暑さにへばっていた。
しかし、ここへ来てみれば香川県なのかと思う程の気温と水のある風景だ。
さっそく滝下のプールへ入る。
ひんやりとした自然の水の冷たさ。
この感覚いつ以来だろう。
最近はもっぱらウェーダーでしか水に入っていないのだから。
子供を抱えてプールを抜け、ザーザーッと勢いよく流れ落ちる滝下へ入ると
その水圧と冷たさで、一瞬息が詰まる程だった。

子供達が自然の水場で遊ぶ光景はいいものだ。
どこかホッとするものがある。
それは僕の幼少期と重なるからなのか、そんな自然が今もまだ残されている安堵感から
なのか。

そんなことを考えながら周りで夏休みを謳歌している家族の香川弁が妙に耳に残った。
滝と聞けば釣り道具。
子供達に釣り体験をさせること、そして僕もまた香川の山中での釣りをしてみたかった。
滝から流れ出した水は浅く緩やかに流れ、直ぐ下の小さな堰堤で一旦僅かな淀みを作って
またフラットに流れて行く。
上からそっと近づき、堰堤下を覗き見ると影が走った。
子供達を誘って、早速のうちに竿を出す。
代わる代わる彼らを後ろから抱えるようにしてキャスティング。

何度もフライに出るがフッキングには至らない。
#16のEHCから#20のパラシュートに変えて再び。
出たのは、ここでもカワムツ。
もはや僕にとっては馴染みの魚となっているが、子供達には目新しい。

その後、お父さんもフライ初挑戦。
子供達の釣りを端から見ていて、フライに出る光景に
彼のスイッチが入ったらしかった。

遂に合わせが決まり、親子そろってフライで初釣果。
家に帰ってから写真チェックをしたところ、子供達以上の満面の笑みであった。
フライフィッシングの世界へようこそ!
- 関連記事
-
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2013/08/28(水) 21:12:41|
- Outdoor
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0