ひと月ぶりに谷へ入った。
いつもの入り口から切り立った岩壁の谷間、
岩を飛びながら遡行して行く。
同じ高さの目線の先に霜柱が咲いていた。
何か変わったところは無いだろうかと
周りを観察しながらロッドを繋ぐ。
水温計を引きあげると5℃だった。
壁にへばりつきなが切れ目を飛び越える。
前回、反応の無かったこのプール。
今日はどうだろう。
少しずつラインを出して距離を合わせる。
プール中央奥に着水したフライはゆっくりと対岸に沿って流れ、
流れが落ちる40センチ程手前で、ススーッと小さな影が追ってきた。
その影は遂に追いつくことが出来ず、フライはプールから流れ出た。
そうか、居たか。
少し間を置き、先と同じように流す。
ススーッ。
来たっ!
今度は落ちる手前で見事フライに追いついた。
合わせると毎回すっ飛んでくるので、意識したつもりだったが、
いざ合わせのときとなると、そんなことはすっかり忘れてしまう。

今回ももれなくすっ飛んで来た。
今年もよろしく。
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テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2013/01/16(水) 09:08:28|
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