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神戸の谷/石楠花谷→地獄谷西尾根

移り住んだ先には多くの谷があった。
まだ東京に居た頃、グーグルマップを眺めては、沢沿いを目で追いながら
数ある谷を想像して楽しんだ。

さて、本日はそれを実際にこの目で確かめる第一歩となる。
新入りの相棒と共に。
そして僕もまたルーキー。
11162012_1.jpg

今回のルートは兵庫登山会のコースマップより、
現在地から右方、石楠花谷(シャクナゲタニ)の中級コースを
経由して谷を遡行し、ダイヤモンドポイントで折り返す。
復路は石楠花谷は通らず直進し、地獄谷西尾根へ入って
710Mの水晶山を経て下山。
11162012_0.jpg
 
11:10 石楠花谷入り口であるテニスコートを脇に入った小川を徒渉してコースへ入る。
11162012_2.jpg

しっかりと踏み痕の残る道を辿り、頭上には阪神高速神戸線の高架。
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ジムニーで走った故郷の山の様な光景。
爽やかな晩秋の青空がトレイルを明るく映し出す。
11162012_4.jpg

緩やかな道を、森の匂いを満喫しながら落ち葉を踏みしめてゆく。
これほどの広さならジムニーは通れるが、入り口を考えると無理だろう。
他に道がなければ車は通らないはずだ。
この先、いくつもの倒木が道をまたいでいたが、そのいずれも2本のタイヤが乗り越えた痕は無かった。
オフロードバイクやマウンテンバイクならここまで入って来れるが、この先がどうなっているかは分からない。
林道好きとしては好みのトラックである。
ただ、この界隈のコースはれっきとしたハイキングコースらしく、たとえマウンテンバイクであっても
ハイカーとバイカーの棲み分けは難しく、各所でトラブルった事例も多い事からここでも同様と思われるが
どうだろうか。
11162012_5.jpg

しばらく進むと、「釜滝」のサインを発見。
11:20 沢へ降りて釜滝まで。
11162012_6.jpg
今まで関西に縁の無かった僕の知識で、こちらの山と言えば六甲山だが、ここら一帯も六甲山系であるらしく
その大部分は花崗岩であるとのこと。
滝の直ぐ下流には砂防ダムがある。
踏みしめる大地は、肌色の細かく粉砕された砂が各所に確認出来る。

釜滝を後にし、トレイルへ戻ると大きな分岐。
これを右へと進む。
赤テープの印で間違う事は無い。
左は沢へと向かうのだろう。
11162012_7.jpg

落ち葉の堆積したフカフカの道を進む。
こんな道は体に優しく快適。
11162012_8.jpg

所々で徒渉を繰り返し、魚影は無いかと確認しながら先へと進む。
11162012_9.jpg

ここまで道に迷うことは無い。
親切にも、頻繁に赤テープや印が多くあるので常にそれを確認しさえすれば迷わないはずだ。
しかし、ここでコースから外れてしまった。
下の写真は分岐の一方を確認もせず進み、途中で気づいた時の一枚。
ちなみにこの写真に写ってる分岐はコースを外れてからの分岐である。
狭い急な谷には大きな岩がゴロゴロしている。
太ももの筋肉を働かせて岩を越えていき、次第に急登になる。
途中で気づいた。
ここがコースルートのはずが無い。
しかし、この狭い谷を抜けた先がどうなっているのか興味が先攻した。
行ってみれば、かなりの斜面で、這って登る体勢となる。
きっとこのまま行けば、尾根に出てショートカットになるのかもしれないが
初めての場所で単独という事もあり分岐までもどる。
11162012_10.jpg

12:36 正解はこちら。
分岐の遠くから小滝が見え、ここを越えるはずが無いと勝手に思い込んでいたのだった。
近くまで来て虎ロープが垂れ下がっているのを見て確信した。
ロープを頼らなくても、着実に足下を確認しながら登れば行ける範囲である。
それに、ロープの根元がどうなっているかもわからないので、慎重に足を掛けて登る。
11162012_11.jpg

上から見るとこのような落差であるが、滑って落ちれば間違いなく怪我する高さであるので注意が必要だ。
11162012_12.jpg

12:54 復路に予定している地獄谷西尾根とぶつかる。
ここから、非常に気になる、大層な名前の付いたダイヤモンドポイントへ向かう。
11162012_13.jpg

13:00 そのダイヤモンドポイント到着。
ダイヤモンドポイントと書かれた杭と、案内図以外に何もない。
ここからの眺望。
11162012_14.jpg

数分滞在した後、先ほどの石楠花谷と地獄谷西尾根のぶつかりまで戻り、そのまま西尾根を歩く。
尾根の途中、コース案内にあった水晶山を通過したはずで、それらしき場所で印を捜したが見つけられず。
11162012_15.jpg

尾根を足早に一気に下る。
11162012_16.jpg

向こうに見えるのは東尾根だろうか。
11162012_17.jpg

いよいよ下り終えると、地獄谷道と合流する。

13:52 下山
11162012_18.jpg

砂防ダムの多さが非常に気になる谷ではあったが、途中いくつかの枝道も発見し、
今後開拓してみたい場所である。
ドングリが印象的な谷であった。
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テーマ:山登り - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/11/26(月) 16:18:24|
  2. Outdoor
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

六甲山といえばわが郷土の作家、新田二郎の孤高の人ですね。
こっちだったらイワナの谷の雰囲気ですね。
この川、少ないながらもアマゴがいるはずです。
住吉川、生田川にも確か上流部に放流したとか・・・
来年のシーズンが楽しみですネ。
  1. 2012/11/27(火) 17:27:02 |
  2. URL |
  3. いわなたろう #-
  4. [ 編集]

いわなたろうさん

新田次郎、まだ読んだことないんですよ。孤高の人、読んでみます。
ここの渓流で、カワムツがスクールしてるの確認しました。
興味深い情報ありがとうございます。
  1. 2012/11/28(水) 09:28:12 |
  2. URL |
  3. SKY #LkZag.iM
  4. [ 編集]

なるほど、兵庫ですか。
嘗て10年以上前ですが釣りの師匠が、関東⇒神戸に転勤となり、毎年一回、黒部川や高原川で釣りキャンプをして再会を楽しんでいました。
僕は、日々の暮らしに縛られ身動きが取れない状況にあるので、もう数年遠征らしきものをしていません。
SKYさんのブログを拝読させてもらう度にキャンプや山登りをしたい気持ちになります。
新地でのご多幸を祈っています。
  1. 2012/12/04(火) 08:45:45 |
  2. URL |
  3. Megaceryle #JalddpaA
  4. [ 編集]

Megaceryleさん

コメントありがとうございます。
西は完全にアウェイですが、なんとか自分らしさを失わないよう、
許される範囲で新たな道を見つけて行きたいと思います。
  1. 2012/12/05(水) 16:58:51 |
  2. URL |
  3. SKY #LkZag.iM
  4. [ 編集]

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