こちらも暑い暑い。
さすがに朝夕はグッと気温が下がるが、日中の日の照り様は関東とさほどかわらない。
今日の午前まで友人達とFishing & Camping。
高速を下りたその足で地元の渓へと車を走らせた。
この暑さならまだ間に合ったな、と今日は今シーズン、最初で最後のウェットウェーディング。
今年は地下足袋にモンベルのサワーサンダルのウェットスタイル。

と言うのも、昔の人が沢を釣り歩くのにどんな格好してたのか以前から興味があって、
これが調べてもなかなかビジュアルで出てこない。
テンカラ竿持って、で、その足下は?
地下足袋に藁草履? 藁縄を巻き付ける?
何れにしろ、なにか藁に代わるものはないかと探したら、サワーサンダルにヒットした。
これにキャンプ仲間が教えてくれた、ハーベスタというブランド?のジョッパーパンツを合わせた。
いわゆるニッカなのだが、これがすこぶる動き易く、最近お気に入りで
山好きな義父と、四国から新鮮な野菜を送ってくれるおじさんにも買ってあげたほどだ。
初めて使用するサンダルのグリップ力を試す。
滑った苔岩にもそこそこグリップしてくれる。
キツく締めても少しすると緩んでくるストラップに不安が残るが。
じわりとしみてくる水が心地よい。

入渓後、程なくしてパシャりと水面が小気味よく弾けた。
ククンッと穂先が震える。
小振りだが嬉しい一尾。

今年から始めたフライフィッシング。
渓流単独釣行としては初めてのアマゴである。

んっ?ヤマメか?
流れを確認しながら、次に撃つべきポイントを見極める。
ここかな?
ここでもない。
結局のところ、見極めると言うよりは、万遍なく探りながら釣り上がる。
いくらか空が高くなったかなとは思うものの、照りつける日差しは未だ夏のそれである。

浅く緩い流れで反応が。
ビックリ合わせでアマゴがこちらまで飛んで来た。

わざと膝をかがめて腰まで浸かる。
あぁ、気持ちいい。

このあと、異変に気付く。
妙に右足だけ滑るのだ。
あれ?と足下を見ると地下足袋に履いたサンダルが無い。
入渓の時点でストラップの緩さが気になっており、定期的に締め直してはいたのだが、
どうやらここで腰まで浸かって遊んでいるうちに、右だけ緩んで流されてしまったらしい。
かなり下まで下るも発見出来ず、、、
左だけでも無いよりはマシだ。
試しにサンダル無しでやってみたら、すべるすべる。
岩のうえでダンスしているみたいになり、結局撃沈した。
周りを見回し、誰も見ていなかったことを確認して一安心。
濡れついでだから胸まで浸かってやった。

林道へあがって車まで戻る長い道のり。
一人、チリンチリンと熊鈴を鳴らしながら
存分に周りの景色を堪能し、今シーズンの渓での出来事を思い出していた。
暫くの間、さらば、愛する渓よ。
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テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2012/09/19(水) 18:30:49|
- Fly fishing
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| コメント:2
夏だったらきっとふんどしに足袋、わらじにゲートルのように巻いたさらしって感じ?
上半身は一平爺さんの姿が思い浮かびます。
サワーサンダルはモンベルにクレームを入れましょう。
それが改良につながればって感じで。
検討されたかもしれませんが布わらじを自作されてはいかがでしょう?
この時期、いい場所はチビちゃんに占拠されますね。
大物は比較的巻きや白泡の真下に潜んでいます。
日本でもダム、と言うか堰堤を壊す赤谷プロジェクトと言うものがあります。
ボクのブログへ飛ぶはずのURLをクリックする赤谷Pのグーグル検索画面出てくると思います。
日本全国に広まると良いですよね。
- 2012/09/19(水) 22:20:12 |
- URL |
- いわなたろう #-
- [ 編集]
ふんどしですか。
これは思い付かなかったなぁ。
確かに水場では快適そうですね。
さすがに僕には出来ません(笑)
昔の人は資源を無駄にしなかったんですね。
稲の副産物である藁を使って多くの事に利用する。
まぁ僕の生活では藁は副産物にはなりませんから、
布が再利用と言うことになりますね。
理にかなっている。
冬の間に布わらじ、やってみる事にします。
URLありがとうございました。
こんな動きが日本でも少しずつ始まっていたのですね。
素晴らしいことです。
- 2012/09/20(木) 11:06:04 |
- URL |
- SKY #LkZag.iM
- [ 編集]