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僕の始まりはニンフから

前回の人生初のフライフィッシングからひと月。
帰省する機会を得て、今回もこの方、いわなたろうさんにお付き合い頂いた。

諏訪湖端の駐車場に9時集合。
9時集合のなんと身体に優しいことか。
6時半に目覚めて、ゆっくりと朝食を摂り、コーヒーカップ片手に
実家の庭を何往復かして、更には朝風呂に入るという余裕ぶり。
これから始まる楽しい一日を思いながら、こんな優雅な時間を過ごせてしまう。

釣りを始めて3年と半年。その大半が3時起きで100km、200kmの道のりを
エンジン唸らせてセカセカと出掛けていたのだから。
釣り場が近くにあるってことは幸せだ。

一台の車に乗り込み車中楽しくお喋りしながら入渓地点に到着。

前回からひと月経っているとはいえ、まだまだ気温の上がらない諏訪盆地。
色の無い田圃に冷たい雨が降り始める。
子供の頃はこの季節のこんな風景を見る度に、田舎でつまらん寂しい場所だと
よく思ったものだけれど、こうして歳を重ね離れた場所で暮らしてみると、
侘び寂びあるこの景色に美しさを発見する。
今、こういった山里の田圃を主にまもっているのは70歳台以降だろうか。
この世代が居なくなったら、どうやってその環境を維持してゆくのか?
山の入り口である山里に日常的な人の目が向かなくなったら、どんなことになるのか?
野生動物は人間のストレスから開放され、より多くが街に顔を出す事になるかもしれない。

車のリアゲートを跳ね上げて腰掛け、暫く様子を見ていると雨があがった。

特に始めたばかりの事に関しては尚更だが、人様の持ち物は気になるもの。
本日、いわなたろうさんが使用するロッドはグラスの10pcsパックロッド。
10pcs?!なんだってそんなに細かく。
ルアーロッドに比べフライロッドはそんなのが多いような気がするなぁ。

振ってみます?とその10pcsでキャスト練習している間に
僕のタックルは準備完了。
前回に続き今回も全てをお任せしてしまった。

早速、水に入り先行して頂く。
さて、この時期の魚の付き場はと、前回にレクチャーして頂いたことを
思い出しながら、ポイントを見て行く。

03242012_1.jpg

狭い川なので僕のキャスティング精度はどうあれ、どこも射程圏内ではあるが
なるべく少ないキャスティングで自分のここだ、と思うポイントへ撃ち込もうと試みる。
ニンフが着水してから付き場までのその動きと軌道はどんなものか。
目に見えないマーカーから先を想像する。
とは言え、自分が思うそのポイント自体が検討違いでもある訳だ。
まだそこは、この時期は早いですねと、いわなたろう塾長。
しばらくそんなことを繰り返しながら、ライントラブルでまごまごしてると、
先行する彼がロッドを高く上げて、こちらにニヤリ。
ポイント選びとキャスティング、水の流れとフライの流し方。
きっと、こんな渋い時期には特にそのいずれもが的確でなければ
魚にお目にかかれないのだろうなぁと、感心する。

しばし、キャスティングを観察。
03242012_2.jpg

後半は更に標高をあげた場所から。
その前に、ランチブレイク。
いわなたろうさんは色んなストーブを持っていらっしゃる様だが、今日はOptimusのSveaというモデル。
真鍮のボディーが美しい。
03242012_3.jpg

さて身体も温まったところで後半スタート。
美しい渓相を釣り上がってゆく。
木の枝に注意しながらのキャストで、もちろんあちらこちらに引っ掛かり、
でも、これが楽しかったりする。
03242012_4.jpg

後半用に結んで頂いたニンフ。
03242012_5.jpg

トラブり過ぎて先行して頂く。
03242012_6.jpg

途中、これ見て、と幹には新しい引っ掻き傷。
僕一人だったら、ラインのグシャグシャを夢中で解いてる間に、後に!
ってことになりそうだなぁ。

こうして丸一日、僕の思う存分にお付き合い頂き
とても充実した時を過ごした。

これで2週間ほどは頑張れる。

ありがとうございました。
03242012_7.jpg
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テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/03/27(火) 18:02:07|
  2. Fly fishing
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

週末のたびに状況が悪く、始めたばかりの方には少し厳しいですね。
気温、水温さえ上がってくれば虫も動き魚も動き始めるはずです。
そうすればもう少し楽になるはずです。
どんな釣りでもそうですが、ニンフでもドライでも水中を予想する、これが大事です。

ツキノワクマはヒグマと違い、人の後ろから忍び寄ってガリってことは無いようです。
曲がり角を曲がったときに鉢合わせとか、岩を乗り越えたら、とか、らしいです。
こちらもクマの存在が怖いけどクマも人間が怖い。
なので存在を知らせる鈴やラジオが有効なようですよ。

とにかく釣れるとはまるのは間違いありません。
それが自分で巻いた毛ばりだったら・・・ネ!
  1. 2012/03/28(水) 18:20:32 |
  2. URL |
  3. いわなたろう #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

なかなか釣行日の天候に合わせて釣りに行けませんので
今日は厳しいなぁ、となっても楽しむしかありません(笑)
次回の帰省はまだ予定がたちませんが、水温気温の条件は良いはずですからね。
次は自分で巻いたのを持参したいなぁ。
鈴も用意せねば。

今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。
  1. 2012/03/29(木) 17:30:23 |
  2. URL |
  3. SKY #-
  4. [ 編集]

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