前回の本栖湖キャンプで知り合った方から、今度野郎だけでキャンプしませんか?
とお誘いを頂いていた。
フィールドで知り合ったのだから、間違いなく充実した時間を共有できる。
家庭のスケジュールを調整し、参加希望を申し出た。
総勢6名の野郎どもが集い、秋色に染まったフィールドで一晩を明かす。
現地に到着すると既に今回のメンバー3名が先着してタープを張っていた。
週間天気どおりの雨ではあったが、大きなMSRのタープでリビングを設営し
少し離れてキッチンサイト、個々のテントはそれを囲むように配置する。
一通り準備を終えて、食材調達のため近くのスーパーへ。
今回、僕の担当はダッジオーブンであった。
店に来る直前までメニューを決めておらず、実際にダッジオーブンはカミさんしか
使用した事が無い。
入門のローストビーフしか思い浮かばず、電話で調理方法を聞き、1kgの肉を買った。
サイトへ戻り、一先ず4名で乾杯。
大きなタープの下は雨でも快適で、曇天の薄暗い空でも、タープのクリーム色は
リビング内を明るくした。
くつろぎながら、至福の時を過ごす。
僕は2杯目から持参した日本酒/高天に切り替える。
ここでR君が最近入手した、ホットマンというガスバーナーが登場。

家庭用ガスカートリッジが使用出来て、高さも丁度いい具合だ。
これで昼食のパスタを茹で、さぁ出来たと皿に盛り付け、次、ハイ、次とした瞬間
皿は大きく傾き、大盛りのパスタはスローモーションで濡れた秋の大地へと落下した。
あまりにも出来すぎた、その瞬間と大地に広がったパスタ達。
男キャンプの始まりである。
グイグイと飲み続け、いい感じにほろ酔いになって来た頃
辺りが暗くなり始める。
後から到着する登山隊2名は登頂を断念し早めにコチラへ向かうとの事。
焚き火台に火をくべて、小規模にパチパチと楽しんでいると登山隊2名の到着。
これで6名全員揃い、自己紹介もそこそこに乾杯。
いよいよローストビーフに取りかかる。
基本的な味付けは塩だが、今回はクレイジーソルトがある。
これがあればきっと間違い無し。
肉両面にまぶして少し時間を置き、カットしたニンニクを両面にこすりつける。
さらに刻みニンニクを肉の上に置いて、ダッジオーブンへ。
肉の周りに粗切りしたジャガイモとタマネギで約25分。
その間、H君の実家から送られてきた鱒が料理されている。


更に酒はすすみ、その間ローストビーフと鱒と焼き肉の香ばしい匂いを嗅ぎ分ける。
そして完成。
雨はすっかりあがった。
ひんやりとした秋の夜の空気と闇に、暖かいランタンの光り、そして大勢の仲間達との夕食。
旨くない訳が無い。
リビングから少し離れた場所で薪を組み、次第に皆が集まる。

野郎ならではの宴が始まる。
こんなキャンプいつ以来だろう?
初めて会うメンバーと火を囲むのは初めてかもしれない。
炎を見つめながら、あちこちの会話に首を突っ込んでみたり
空を仰いだり、ワンフレーズ無茶振り?!じゃんけんしてみたり。
学生時代に戻ったような、いい気分に浸った。

昼間からワインボトルを握っていたA君が離脱し、一人また一人と
テントへ潜って行く。
僕もR君も火を見届けて、宴はおしまい。
フィールドでの出会いはいいもんだ。
不思議と普段の面倒くさいものごとが除かれて、フラットな気持ちで接することができる。
素敵な出会いをありがとう。
-------------------------------------------------------------------------------------
今回から導入のムーンライト2型。
家族用に7型を買って以来、すっかりムーンライトファン。
当然ながら2型も設営が簡単。
一目見た時に、この佇まいにやられてしまった。

広さは自分の用途としては丁度いい。
寝ると上下に空間はほとんどないが、頭側横には左右バックパックを置けるくらいのスペースがある。
ここにバックパック、そして近い将来はヘルメットを置く事になるだろう。
バイク整備を急がなくては、、、

僕らのカラフルなテントサイト。
まだ、誰も起きてこない。

釣り人としてはどうしても直ぐ隣を流れる川が気になる。
コレぐらいの時間帯に岸に立つと、気持ちが高ぶりロッドを振りたくなる。
解禁まであと4ヶ月。

岸から戻り、見上げる。
秋の高い空。
今日の始まり。

キャンプ場裏にあった旧いシトロエン。
思わずカメラを構える。
このシトロエンが似合う季節は、間違いなくこの時期。
出来過ぎの光景にしばし見入る。

絶妙な色合い。
自然は素晴らしい。
- 関連記事
-
テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用
- 2011/11/24(木) 18:10:02|
- Camping
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
焚き火、酒、オトコメシ・・・最高ですよね。
ああ、いいなぁ。
シトロエンも木の葉に溶け込んで、なんともいえない雰囲気がありますね。
やれた塗装に枯葉、出来過ぎです。
- 2011/11/25(金) 11:33:41 |
- URL |
- いわなたろう #-
- [ 編集]
かなり久々の男だけの集いで、最高の時間を過ごせました。
いつだったか、いわなたろうさんの記事で、お仲間と釣行したとき
一人だとしかめっ面で仲間だと、、、、ってのを思い出し、
僕も普段は一人が多いのですが、久々に仲間と釣りに行くと
なんと言うか、あぁ、いいなぁと実感する瞬間が多々ありますね。
それでも釣りは自分の世界に入る時間がおおいので、基本
ユルいキャンプはかなりの脱力系でまったりと楽しめますね。
シトロエン出来過ぎでしょ?!
コレ以外に何が似合うのって感じですよね。
- 2011/11/28(月) 22:33:10 |
- URL |
- SKY #-
- [ 編集]