連休最終日、釣りのスケジュールを何とかすべり込ませた。
東京へ戻る日の早朝3時間勝負。
渓流に立つのは今シーズン最後となりそうだ。
連休初日に、家族でピクニックをしに国営アルプス公園へいったのだが、
これは母親の提案で、カミさんの親父さん方の墓参りを兼ねてのことだった。
公園がどこにあるのか地図で調べると、直ぐ近くに川があることがわかり
念のためタックルを車に忍ばせていた。
この連休、予定はぎっちり詰まっており、そんな淡い期待も潰えた。
公園を出ての帰り際、渓相だけでもと、隣に座る父親の話も上の空で
前方とナビを交互に見ながら無言でハンドルを切り、脇道へ。
ちょっと待っててと家族を車内に置き去りにして、橋上から川を眺めた。
クリアな水色と岩のアイボリー色が印象的だった。
いつかは此処に立ってみたい。

さて最終日、目的の渓流へと下りた。
ここは以前に当ブログでお世話になっている
いわなたろうさんにアドバイス頂いたポイント。
一旦上流へ車を停めてから歩いて下り入渓する。
後で判明したのだが、教えて頂いた入渓地点よりも上流側に入った様だ。
岸へ上がれる場所は少なく、ほぼ終始遡行することになる。
小渓流での釣りは僕にとって難しい。
今回の渓流のなかでもこの区間は比較的広いほうだが、水の中に立って
川底の地形や、流れを確認するのは岸からよりもはるかに掴みづらい。

僕の初めての渓流は桂川のある区間。
そこは岸も比較的広く、流れの状況がよく分かり
ほとんどをややアップ~ダウンクロスに投げていた。
スピナーを多用し、Uターン後のダートの動きで釣れていた。
釣れるのは小さなヤマメがほとんどだが、ギラッと光るのが確認出来て
その直後にヒットする釣りは楽しかった。ポイントは浅い瀬で、底がよく見えて
こんなに良く見える場所で釣れるのか?と最初はパスしていたが
あるとき試しにスピナーを対岸ギリギリにややアップで放り
大きなU字を描きながら引いてくると、どこからか一瞬のうちに
ヤマメが出て来て食らいついた。
単に僕には魚が見えていないだけで、一見単調な浅いと思える
瀬にもしっかりと変化があり、そこに魚が着いているのだと分かった。
そんな釣り易い場所とは違って、クロスキャスト出来ないほどの
川幅のポイントでは攻めあぐねる。
アップクロスの釣りを余儀なくされ、流れの速さにあわせてラインを巻き
テンションを掛けて、ルアーにアクションを与えられるように試みるが
これがなかなか思うようにいかない。
遡行するにあたり、魚の付き場を見極めながら自分が進むルートを
選ばなければいけないのだが、進んで来て見ると、既に着き場の真下まで
来てしまっていたりと、川を読む力が乏しすぎると再認識した。
また、より的確にルアーをピンスポットに着水させねばならず
今まで狙っていたつもりのルアーキャストは、実は、大体その辺りであったので
あって、本当に狙いたい場所に落とすのは更なる訓練が必要となる。
実際、今回も、ハングオーバー下に投げ入れる自信がなくて
おいしい場所をパスしたこともあった。
今回は、そんななかでもなんとか3尾の小さなアマゴが出てくれた。


今シーズンから始めた渓流での釣りは、新たな発見と多くの課題を残した。
来シーズンもその魅力にどっぷり浸かっていくことは間違いない。
山に感謝。
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テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2011/09/21(水) 12:15:22|
- Fishing - River
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| コメント:2
しばらく考えてやっとどこか分かりました、そして入った場所も想像が付きましたよ。
もうひとつ下の集落から入ればいつだったかSKYさんが探った?
餌師ががんばっていた?とおしゃられていた神社の上の堰堤のすぐ上から入れます。
あの辺、大きいのいますよ!
フライでしたらオーバーハングの下に入れられますよ、
そしてもし引っかかって無くしても自分で巻いていれば@10円以下とか。。。
- 2011/09/22(木) 16:06:54 |
- URL |
- いわなたろう #-
- [ 編集]
前回のアドバイスのおかげで入れました!
ありがとうございます。
そうなんです、堰堤の直ぐ上から入りたかったんですが
一番下まで歩いて確認すればよかったものを
この辺だろうと一歩手前で下りてしました。
ずく無しです(笑)
何度もコメントに「フライ」の文字頂いておりますが
釣り人生は長いのです。だからまだもうちょっと先にと決めていた
心づもりがだんだん、そろそろ始めてもいいかななんて
揺らぎ始めて来ちゃってますけど、、、(悩)
- 2011/09/26(月) 11:54:14 |
- URL |
- SKY #-
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