連休2日目、友人と共に地元の渓流に入った。
梅雨も明け、いよいよ夏本番。
2011年も後半に入った。
昨年までは湖がメインであったが、今年は川での釣りを意識している。
特に渓流と聞くと敷居が高そうで、最初は躊躇したが
始めてみれば、水の流れや木々、虫、野鳥の声を聞き
自然の中で活動する歓びを再認識した。
釣りを始めた時に感じた、忘れかけていた感動の再現であった。
そして、最近ではより奥へと気持ちが向き
今回、地元の渓流へと心が動いた次第だ。
帰省前に好タイミングで、当ブログでお世話になっている
いわなたろうさんから情報を頂き、それをもとに
昔懐かしい夏休みの一時を思い描いた。
漁協による放流はないものと思われるが、なによりも山の水を体感したい。
朝一で友人宅付近の渓流へむかう。
まずは、下流域から軽く探って見ることにする。
まだ日の昇らない朝方、薄く煙った先には細いが強い流れが
轟々と音をたてている。
上からの流れは浅瀬を通り集約され、10メートル程の
直線に流れ下ってブロックにぶつかる。
そこで反転流のある溜まりを形成し、ゆっくりと浅瀬へ流れ下る。
その約10メートルのストレートの上には木々が覆う。
日中でも十分に楽しめそうだ。しかし、ここはまだ下流域。
周りには人家も沢山あり、観光客も頻繁に訪れるエリアである。
各々探ったが反応が無く、大きく移動した。
(後に、友人から聞いた話によると、その日の昼過ぎにこの場所で、
いかにも玄人なオーラを放つ釣り師が綺麗なノボリを2本あげたとのこと。
そこで粘ることが出来なかった僕に足りなかったことは自分の考えを信じることか)
車で大きく上流へ移動して再開。
こんな環境で釣りをするのが今回の目的。

しかし、流れは落ち込み、直ぐにまた落ち込みの連続で
今までして来た様なルアー操作ではうまくいかない。
色々と考えた結果、ここでは手持ちであったスローシンキングの小さなプラグを選択。
STORMのスキャットバックというプラグで30mmほどの大きさ。
アップにキャストして流れに乗せ、そのまま落ち込みに流し込み
そこに居着いているであろう魚にアピール出来ないかと考えた。
次の落ち込みまでの距離は1メートル足らずであり、その間にアピールして
食わせなければならないことになるのだが、結局反応は無かった。
果たしてこの方法がベストであっただろうか?

美しい光景にしばし竿を休める。

今回持ち込んだのは、初めて使用するロッド。
5.6ftの竿でテネシーグリップ。装着するリールはもちろん、Mitchell408である。

さて、友人共に攻めあぐね、渓流を移動した。
場所は昨日、家族でピクニックに訪れた場所。
その時は昼過ぎで、家族がクワガタ獲りに励んでいる
僅かな時間で数十メートル探り、20センチに満たないアマゴらしき
魚をバラしていた。
そこから入渓して上へと探っていく。

前回の日中の釣りであまりの暑さに懲りたので
ウェットガーターとウェイディングシューズを新調した。
最初は水が入ってくる違和感が気になったが、一度入ってしえば快適そのもの。

変わっていく景色を満喫しながら先へと進む。
魚からの反応は無し。
もはやトレッキングである。

一旦上に上り、歩いて移動すると次に現れたのは
岸の広い釣り易そうな場所。
爽やかな木々が木陰を作っている。

岩裏を通しながら釣り上がって行くと堰堤へ出た。

ここが今日一番の大場所。

大きな期待を込めて、淵に沈め、横切らせ、スイスイ、ヒラヒラと
アピールを執拗に繰り返し、いつしか頭からモクモクと煙が出そうな程の
オーラを発している自分に気付く。
大きく息を吸い込んで、顔を上げ辺りを見回すと
思い描いた通りの美しい自然と夏の一時。
正直、一尾でも出てくれれば最高だったのだけれど
懐かしい夏休みの再現、としては充分に堪能した。
- 関連記事
-
テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2011/07/20(水) 18:42:11|
- Fishing - River
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0