ウエダの
SSS-77 Siというロッドを去年の秋から
使い始め、何回かの釣行で感じたことを。
現在メインで使用しているのは
ウエダの
TSS-77 Ti。
ホームの沖を狙えること、掛かる魚のサイズが比較的大きいこと、
10g以上のスプーンを多用していたことからの判断だった。
実際、ロッドの長さとアクションはホームに適していた。
ホーム以外、本栖湖などの自然湖や、犀川、千代川の本流でも申し分なかった。
年間釣行の半分以上を占めていたホームが一時閉鎖となり、
湖でのマス釣りは本栖湖に移ると、僕に掛かる魚のサイズは
最大でも40センチ。
TSSのアクションでは強すぎて、やり取りを楽しめなくなっていた。
時を同じくして、そろそろロッドの違いを確かめてみたいという思いも
重なり、次のロッド探しとなった。
ロッドに求めるのは、小型魚でもやり取りを楽しめること、
TSSと比較するため、同じメーカーの同じ長さという条件にした結果、
SSS-77 Siという選択になった。
ロッドに表示されているのは、ライン3-8lb、ルアー3-15g。
TSSでは、ルアー4-18gで、最小値は僅か1gの違いであるため
すこし柔らかいくらいのものだろうと判断していたのだが、
実際は予想を上回る柔らかさだった。
TSSを使う感覚で10g~14gのスプーンを投げたが、
14gだと
SSSには重すぎるように感じ、10gちょっとまでが適正ではないかと感じた。
一方、軽量スプーンを繋ぐと、ロッド全体でしなる反動で沖へと飛んで行く。
いままで自然湖では軽量スプーンを使用したことがなかったが、
小さなシルエットで沖を攻めるという、僕にとって新しい釣り方ができるのでは。
次にミノーを投げてみた。
TSSでは、ティップの反動を利用してミノーにアクションを与えていたのだが、
SSSではそれが上手いこと利用出来ない。
チョン、チョン、と連続したトゥイッチングをイメージするのだが、
それが果たして、どのくらいの感じでダイレクトに伝わっているのか。
遠投した先でのアクションは、使用しているラインがナイロンであることもあり
ロッド操作からミノーアクションまで、結構なズレが生じているのではないかと考える。
もし、その現象になっているとすれば、ダイレクト感はPEラインを使用することで
改善されると思われるのだが、そもそも、この
SSSというロッドはミノーに於いて
どのような使い方をするのが正しいのだろうと困惑してしまう。
SSSで実釣し、40センチ以下のマスを掛けた。
ティップはスッと自然に引き込まれ、そのサイズの魚でもロッドは綺麗に弧を描く。
魚の動きを繊細に手元で感じられ、それはどこまでも追従していくようでもある。
50オーバーを掛けたら、ロッドの粘りはどこまでなのか、楽しみである。
先述した、TSSに次ぐロッドの条件として、やりとりの楽しみの部分では十分であった。
ロッドの比較ということでは、違いすぎる程の性格である。
せっかく手に入れたロッドをモノに出来るのだろうか、といささか不安ではあるが
手放さず使用していくことで、新たな世界の発見を信じ精進していく次第だ。
(去年末のバラシの連続はSSSによるもので、今ではTSSにすっかり戻ってしまっている。
オールマイティーなのはTSS。SSSならではの場面があるはずだが、今のところ僕は先に
TSSを手にとってしまう、、、
どなたか、アドバイスを頂きたくお願い致します。
オマエの触るようなロッドじゃねぇぞ、っというのはご勘弁を。
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テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2011/03/07(月) 12:42:25|
- Fishing stuff
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| コメント:4
TSS72、もう10年選手ですし年に数回しか使いませんが愛用しています。
ロングセラーの2本ですね。
SSSは借りてちょっと振った事があるくらいですが胴にのったアクションと言うか、
少しやわらかい印象ですね。
出たばかりの頃は確かTSSはミノーにもスプーンにも、
SSSはミノー専用と言う触込みでしたがどうなんでしょう?
- 2011/03/08(火) 23:13:55 |
- URL |
- いわなたろう #-
- [ 編集]
SKYさん こんにちは。
まず始めに 僕は TSS-77 SSS-77 どちらも所有していますが、siもTiも発売される以前の初代のモデルなので、所有されているものとはガイド数やガイド位置が若干異なりますので、ご了承下さい。
僕のはどちらも平成7~8年頃に購入したと記憶しています。
まずTSS-77に関しては、本流スプーニング用です、5g~14gのスプーンを本流で使うときに使用していました。他には70~80mmのディープ、ミディアムディープミノー、10g程度のシンキングミノーなどに使用していました。適正リールはダイワの2500又は旧3000番。ラインは8lb~10lbナイロン。主なフィールドは六日町から下流の魚野川、沼田から下流の利根川本流、荒川の玉淀ダムから下流域。50cmくらいの関東型サクラマスにはベストな竿です。
次に、SSS-77は、湖のバックウォーターや中規模の本流域で活躍した竿です。TWSD-75、ネクトン90S、シュガーディープ70、3g~10gまでのスプーンなどが合います。本流では荒川の秩父市から下流域、利根川の月夜野~岩本ダムまで、魚野川では六日町から石打地区まではこれを使っていました。トウィッチングではロッドのティップではなくミドルセクションで行う感じになります。本流の尺ヤマメの数釣り、湖の40cm~50cmのマスにマッチします。適合リールはダイワで言えば2500番ラインはナイロンの3~6Lbで使っていました。
古いTSS、SSSは各レングスを8割くらいは所有しています。
その中でも77は実用度の多いレングスだと思います。
僕の使用感ですので参考までにですが、どちらも良い竿ですよ。
- 2011/03/10(木) 10:07:20 |
- URL |
- Megaceryle lugub #JalddpaA
- [ 編集]
いわなたろうさん、こんにちは。
ウエダのロッドお持ちでしたか。
TSSを年に数回ということは、ノボリの時期?それとも管釣りでしょうか。
ノボリのポイントで、もし72だとすると長すぎませんか?
以前教えて頂いたポイントに77を持って行って、草を分け分け入ったら
さすがに77ではと思い、急いで車に戻りました(笑)
ホームページを見たらスリムミノーがメインだとありました。
しかも、エキスパート向けだとも、、、
コメントありがとうございました。
- 2011/03/11(金) 14:46:33 |
- URL |
- SKY #-
- [ 編集]
Megaceryle lugubさん、おはようございます。
詳細な情報をありがとうございます。
大変参考になりました。
トゥイッチングはミドルセクションで行う感じなのですね。
その感覚に慣れるまで時間を要しそうですが、
SSSで釣行するのが楽しみになりました。
- 2011/03/14(月) 10:26:10 |
- URL |
- SKY #-
- [ 編集]