前回のバラシがずっと頭から離れず、急遽、家族に無理を言って
管理釣場、
開成フォレストへと出かけた。
新宿から小田急線に乗り、新松田で下車。
電車で行く釣りは初めてで、なんだか妙にソワソワしてしまった。
新松田駅は小さな駅で、改札を出て周りを見回しても
昼食を手軽にとれる様なレストランは見当たらなく、
予想以上に時間もかかってしまった為、そのまま歩いて釣場へと向かう。
商店街らしきものは無いかなと、どうやら今歩いている通りが
そうなのかもしれないと帰路で判明した。
少し行くと橋を渡る。
酒匂川に架かる橋だ。河川工事の為か酷く濁っていた。
橋を渡って左の河川敷沿いに5分程歩くと釣場に着く。
既に昼前であったため3時間券を購入。
3時間勝負だ。さあ釣るぞ!と3つあるポンドのうち
一番人が入っている激戦区を選ぶ。
魚影は濃く、ライズも頻繁であるが、今のところどの竿も沈黙している。
釣り人が近距離で等間隔に並ぶ間に、ちょっとした広めのスペースを見つけ
そこに入らせてもらい、いよいよ開始。
魚はそこら中にいることで集中は保てるのだが、次第に居るのに釣れないことの
フラストレーションが溜まってくる。
そうだ、思い出しだぞ。このようなタイプの管理釣場の渋さを以前に数回経験したことを。
今回は自然湖での僅かなチャンスをものにする為の練習釣行で
ヒット後の魚とのやり取りを数多く経験したい思いで来たのだが、
やり取り以前にまず魚を掛けなかればならないという、当たり前だが
手強い現状に出鼻をくじかれた感じだ。
とにかくの一尾を目指し、スプーン5g~1g、クランクへと様子を見てく。
ライズも頻繁にあることから、表層から攻めるがバイトは得られず、切り札である
フラットフィッシュをじれったく、執拗にネチネチと攻める。
我慢のデッドスローを繰り返したにも関わらず、沖への遠投の着水一発でバイト。
ルアーが水面で揺れたのを確認し、早すぎるアワセの為に抜けてしまった。
その後、ディープクランクのクネクネとしたウォブリングで
ゆっくりと、こちらがじれったくなってしまう頃にやっとヒット。
クランクならではの大きいアタリにアワセを入れる。
隣間隔が狭いため、なるべく早く寄せようと試みるが、魚は大きく右隣へ走り
いつもの癖で、ロッド主体のあおりで寄せてこようとした。
ここでまた、前回を再現してしまう。
ボンッとルアーは水面から飛び出して、またもやバラシ。
残りの1時間でポンドを移動したが二度目のチャンスは訪れなかった。
いよいよ自信がなくなって来た。
以前はとりわけ考える事も無く魚を掛け、自然な(自分にとって)流れで
やり取りしていたのだが、槻の池でのバラシから迷宮入りが始まった。
それはもう既に悪循環で、バラシたくないと、思いが強まるほど焦りに変わっている。
一つ明確になったのが、魚信のあったあと、ロッドに十分な重みを感じる前に
ロッドを煽りフッキングさせてしまっているケース。
重みが乗るまでリールで巻き続けるという動作を以前はしていたような気がするのだが、
いつの間にか魚信を感じたと同時にロッド先攻で合わせに入るようになってしまった。
この状況でフッキングさせた場合はフックが口の上下を含む固い部分に刺さっているという
事だろうかと推測する。
このように考えたのは、
以前の記事に
Megaceryle lugubさんから頂いたコメントの、
フッキングするまで水中で起こる事、を読んだ事からである。
僕の場合の、結果バラシに於けるアワセは、向こう合わせではなく掛けにいくアワセということに
なるだろうか?(もちろん、僕は玄人のように繊細な魚信でアワセて掛けにいく、という事には当てはまらない
と思うのだが)
問題の焦点は、掛けてからのやり取りではなく、掛ける段階のしっかりとしたフッキングであるだろう事を
実感し始めたのだが、最近の悪循環もそれで解決するだろうか。
我慢してロッドを上げず、バットに重みが乗るまでリールを巻き続ける。
これが次回の課題である。
- 関連記事
-
テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2010/11/14(日) 12:58:23|
- Fishing - Lake
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
SKYさん おはようございます。
まず初めに、宣伝して頂きましてありがとうございます(笑)
実は僕も昔はラフなロッド操作でバラしてばかりいました。
サクラマスやヤマメを尽くバラシまくり、あれこれ悩み、試行錯誤しながらベテランの意見も取り込み今のスタイルが生まれました。
キャスティング~リトリーブ、バイト、フッキング~ランディングまでを一連の流れとした考え方をすると良いと思います。
釣りの流れは、スムーズにゆったり澱みなくというのが基本であると、僕の兄貴分であるヘラ釣りの名手から、その昔教わりました。
その流れのどこかぎこちない動きがあれば、トラブルや失敗が続き精神的に釣が面白くないものになってしまう。そして、おっかなびっくりでやり取」りしてもメリハリがなくなってしまう。
魚への入力(フッキングやファイティング中)を0から100までアナログに力加減を調整・操作する、少し例えが難しいですが、合気道の呼吸法にも通じるものがあると思います。
周囲の人より、うまく釣れない、呑み込みの悪い僕が、今の様に釣る事が出来る様になったのも、そんな上達コツをルアー・フライの世界以外から取り入れた事にあるんです。
ひとつひとつを楽しんで下さいね。
- 2010/11/15(月) 10:25:47 |
- URL |
- Megaceryle lugub #JalddpaA
- [ 編集]
Megaceryle lugubさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
一連のスムースな流れが大切というのは、釣りにも当てはまることなのですね。
過去に経験してきたスポーツをとっても、よく分かります。
スムースの流れが洗練されて行く程、無駄な動きが無くなる様な感じですね。
現段階の私にとって、釣りのスムースな流れが上手くイメージ出来ませんが
イメージしようとするよりも、身体で覚えていくのだろうと思います。
合気道の経験はありませんが、アナログに力加減を微調整、操作するにあたっての
身体への感覚(入力)と反応が実感出来れば、釣りの楽しさが更に増すのだろうとワクワクします。
合気道、実は結構、興味あります(笑)
- 2010/11/16(火) 15:58:58 |
- URL |
- SKY #-
- [ 編集]