槻の池は、蓼科のチェルトの森内にある管理釣場。
このチェルトの森、随分前から名前と場所は知っていたのだが、
特に意識するでも無く、付近を通り抜けるだけであった。
調べてみると、鹿島建設のリゾート事業であるらしい。
一帯には多くの別荘やロッジ、ゴルフコース、テニスコートなどがある。
昭和40年代から開発、別荘分譲が開始されたようである。
長野県には大小、有名無名の別荘地が多く点在しているが、ここはどれくらい
名が知れていて、別荘集落群としての規模は他と比べてどうなのだろうか。
槻の池はゴルフコースの隣にある。
池は木々に囲まれ、静かで、僕の立ち位置からはゴルフコースの
まぶしいグリーンと、その向こうの八ヶ岳が見える。
何番ホールか定かでないし、分かったからなんだという話だが、
丁度ティーインググランドの横に池が位置しているため
次から次へとパーティーがやって来ては、キンッ!と甲高い音を鳴らし
時にはおお~っ!のおじさん達の低い声、フォアー!の後にガハハッと
笑い声。特に耳につく雑音ではなく、おっ、やってるな!という感じで
楽しそうな雰囲気が伝わってくる。
池は適度な広さがあり、管理棟、休憩所の左右に草地が続き
丁度対岸は護岸エリアで、朝は池中心から護岸エリアまでに日がさす。
僕はその護岸エリアの流れ出し付近で開始した。

ライズは日の当たる範囲各所で頻繁に見られ、手前でも泳ぐ魚を多数確認出来た。
少し離れた
ルアーマンの連続ヒットを横目に、早めの
ルアー交換で反応をみる。
スプーンを徐々に軽量にしていき、明確な魚信を得るがフッキングにはいたらず。
ここはクランクか?これで反応無ければ、、、どうしようか。
最近はほとんど出番の無いクランクで勝負。
マット色のクランクが底を舐める様に、泥煙をあげながら戻ってくる。
数投目についにヒット。
いつもよりロッドが短いせいか、足場が高いせいか、食いが浅いのか
よしっ!ときっちりしたフッキングは出来ないまま寄せてのバラシ。
その後、ネットの柄を伸ばしてやっとすくえる位の高さから、なんとか
ランディングもしたが、今日はやけにバラシが多い。
最初は、緩めのドラグ設定でフッキングが一発ではいかなかったことも
事実で、その後に締めると、掛かった感がはっきりと伝わりきっちりランディングも
できた。


また、ヒットしたらアワセをした後、直ぐに腰を落とすことにした。
水面までの距離がある立ち位置なので、少しでもラインと魚の角度を寝かそうとし、
なるべくジャンプさせない事がフックアウトを防ぐことの一つではないだろうかと考えた。
アワセの時、その後のやりとり時のロッドの角度はどれほどだろう?
たまに確認はするものの、果たして時々の状況でそれが最適なのか判断つかなくやっている。
フッキングはそのときによって違うのだけれど、絶対掛かっているという感覚は認識出来、
今まで経験してきて、僕の
釣りの範疇ではそこからのバラシは少ない。
とにかくフッキングをしっかりとの思い一心で、巻き合わせ、必要以上にロッドを上げ、
ラインにテンションを掛け過ぎなのではないだろうかと考え始めた。
バラさないようにするには、常にラインテンションを緩めないことと理解しているのだが、
緩む瞬間は、魚がこちらに向かってくるとき、ジャンプで顔を振ったときだろうか。
魚がこちらに向かってくる時は、ラインテンションで感じ、ラインを巻くスピードで
対応出来る。とすれば、ジャンプの時が問題と思われる。
過去に激しいジャンプを繰り返され、その時、意識してラインが緩まない様に対応した。
この時のジャンプは、ほぼ魚体が水面から離れる程のジャンプで、ロッドを結構煽っていた。
では、顔だけ水面から出て、激しく小刻みに何度も顔を振られた場合はどうだっただろう?
この場合に外された事が多いような気がする。
これに対応するにはどうしたらいいのか?
また、ジャンプさせないことがバラシ防止の一つであるなら、魚がどのような状態にいるときに
ジャンプをするのか知っておかなけれならない。
一つ考えられるのが、ロッドを上に煽った状態で強いプレッシャーをかけ続けているとき。
プレッシャーで魚は逃げようとして、そこに上へと引っ張られる力が加われば
結果、ジャンプということになるだろうと。
ではここで、ロッドを横もしくは下に倒して煽った場合はどうなるだろうか。
僕の場合はいままでロッドをそのような位置で操作した記憶がほとんど無いし、
魚の口にフックが掛かった場合、フックの力が口に対して上方向であった方が
外れにくいのではないかという、自分自身あまり真剣に考えたことの無い
根拠の無い考えでそうしてきた。
だらだらと一つとして解決方法も記さないまま無責任に文字を連ねたが
こうしてあらわしてみると考えの整理がついてきた。
釣り人で同じ様なことを思ったり考えたりした方もいるのではないだろうかと
こんな駄文、長文にも関わらず、最後まで読んでくださった方で
アドバイスいただける方おりましたら、お願い致します。
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テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2010/10/25(月) 16:35:18|
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SKYさん こんにちは。
100%バラさない方法はありませんが理屈を知っておくと良いと思いますので、僕なりの考えをコメントさせてもらいますね。
トリプルフックとシングルフックの違い、捻りの有無で違いはありますが。
ここではシングルフックの捻りが無い針で進めていきます。
まず、上顎下顎に掛けたい場合は捻りのある針が良いと思います。
口角に掛けたい場合は、この捻りの無いスタンダードな針を使います。
まず、フッキングするまでに水中ではどんな事がおきているのでしょうか?
ルアーを魚が追尾してきて、横に回りこみ、食い付く、もしくはそのまま追い食いをします。
ここで魚は異物と思い、吐き出し反転をします。
しかし、アングラーはまだルアーを引いています。つまり、針は反転方向と逆にセットされて外れません。
ここが反転バイトです、僕らはここでアタリを感じるわけですね。
北半球の多くの魚は、時計回りに反転しますのでアングラー側から魚を見たら右側の口角に8割くらいは掛かっていることでしょう。
逆に言うとこれが理想的なフックセットの位置です、掛かりどころが良ければ何をしてもバレません。
さて きれいに反転バイトさせることが出来ましたでしょうか?
まず、ここで99%決まってしまいます。
次に何らかの理由で反転しないバイトだっととします。
そのとき、腕の良いアングラーは僅かなアタリにアワセを入れてフックセットを仕掛けます。これは問題です。口の先端付近に針が掛かるわけです。先端にはあご骨や鼻骨がありますね?当然なかなか貫通しません。そのとき、不安定なフッキングが生まれるわけです。
基本的なロッドワークから言うと潜らないかぎり竿は魚の方向へティップを向けます。走ったら走ったなりに向けます。
当然、きれいにタックルセッティングされていればドラグが鳴ります。
魚が弱りました。
さて、出た分の糸をゆっくりやさしく巻いていきます。
岸が近づいてきました。いよいよランディングです。
いいえ、岸を見た魚は沖に向かってダッシュ、もしくは駆け上がり沿いをダッシュします。ここでも竿は寝ているのでジャンプはされません。
それを繰り返すと いよいよ魚が浮きました。
そこで初めてロッドを曲げます。
耳の横でロッドをくるりと回し、ラインをたぐりランディングです。
やり取りのときはリール中心なのです。
取り込みの時は、竿中心なのです。
その理屈はフライフィッシングと同じです。
最後に、反転しないバイトを反転させる方法があります。
ルアーを加えて違和感を感じずに泳いでいる魚に僅かテンションを与えます。
違和感を感じるくらいにです。ビックリした魚は必ず反転します。
反転したらロッドを一回だけぐぃっとゆっくり曲げます。
これで、意図的な向こうアワセが出来ます。
よかったら、練習されてください。
つりの幅がきっと広がるはずです。
- 2010/10/26(火) 13:11:21 |
- URL |
- Megaceryle lugub #JalddpaA
- [ 編集]
Megaceryle lugubさん、こんにちは。
まず初めに、このようなアドバイスを当ブログのようなコメント欄に頂けることを
非常にうれしく思うと共に恐縮しております。
NET上のみで一度も顔を見たことが無い初心者の私に
ここまで丁寧にアドバイスを下さるMegaceryle lugubさんに
改めて、そのお人柄を感じ、人として私もそうありたいと気付かされた次第です。
分かり易く解説頂きありがとうございます。
フックされるまでの流れと理論が把握出来ました。
やり取りのときはリール中心という認識がなかったのですが、
これによると、ドラグ調整をしっかりしておかないと
うまいことやり取りが出来ないということになりますね。
正直、今までドラグ調整は大体の感じでやってました、、、
今まで、釣れた!、バラした!で終わっていたのが、理屈が分かると、
今後の自分の釣りが、技術、気持ち共に豊かなものになると思います。
ありがとうございました。
- 2010/10/27(水) 14:21:34 |
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- SKY #-
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