いつの間に眠ったのか、起きていたのか寝ていたのかという程の
スッキリとしない睡眠から覚めたのは、既にテントの緑が外の光で
鮮やかな緑に映し出された頃だった。
昨夜はなかなか寝つけずにいた。
テントの機能は申し分無かった。
雨による湿気どころか、高地の為少し肌寒かったくらいだ。
テント内部で僕ら4人は団子になっていた。
寒かったからではなく、自然とそうなってしまったのだ。
雨を考慮したこと、テント設営後に横になってみて
大丈夫だろうと即決してしまったこの場所は傾斜がかっていた。
それも一方向ではなく、途中でもう一方へとわずかではあるが。
それが実際にシュラフに包まって寝ているうちに
マットとシュラフのシュルシュル摩擦で、しっかりと寝場所を確保したつもりでも
気がつけば、下へ落ちながら隣にくっ付き、またその隣へくっ付いてくといった次第で
最終的に広い室内の端で団子になっている。
長男以外は、それぞれことある度に起き出して、位置を直し、
終いには、一番下のものが開いている一番上へ移動する動作を繰り返し
並びが一巡してしまった。
既にテント内は誰もおらず、テントから遠くで3人が水場で顔を洗っていた。
僕はカメラを持って散策することにした。
昨夜降った雨は、草木を濡らし、正面の池は水面に霧をまとっている。

素晴らしい景観だ。
ここには多くの鱒がいて、釣りは禁止になっているから、50センチ程のが悠々と泳いでいる。
ここでルアーを投げたら一発だろうなと、内心ニヤニヤしながら、とろんとした池と脇のテント群を眺める。

池に沿って歩いて行き、色んなテントを見て回る。
なかでも、スポーツ色の強いこんなテントが目にとまった。

それ自体ではなく、周りの景観も含めて出来上がるデザインと思わされた1張り。

タープは多分、MSRだろう。白に近いクリーム色が緑に映えて美しい。
これに、ムーンライトテントの鮮やかなグリーンを合わせたかった。
一通り見学して、戻ると長男が熱を出していると。
額に手を当ててみると確かに熱い。
メインの一つのスイカ割りを急いでやり、みんなが満足したところで最後に写真を撮って撤収。
あっという間の
家族キャンプ。
カミサン、次男の欠員はあったものの、最初の
家族キャンプにしては上出来で
それぞれが満喫したものだった。長男はどうだったのかは、僕の口からは聞いていない。
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- 2010/08/18(水) 09:28:40|
- Camping
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SKYさんのところもキャンプ中に発熱ですか!
うちの娘も泊まる晩、次の日と熱が出て次の日にはあっさり回復。
1歳になる次女にうつり、いま、体中にブツブツ・・・
手足口病とのことでした。
斜面は水はけも良くていいのですが要注意ですよね。
滑るのはマットしだいなのですが、なかなか場所を選べない登山での幕営では
頭を斜面の下側にすることが多いです。
でも素敵なキャンプができたようでよかったですね。
- 2010/08/18(水) 21:06:30 |
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- いわなたろう #-
- [ 編集]
手足口病、大人にもうつるんですよ。
長男がかかった時に夫婦でかかり、手足に水泡が出来て、痛いイタイ。
頭を斜面の下側に、ってそうなんですか?
なんか、最初から落ち着かないポジションですね。
- 2010/08/20(金) 00:16:49 |
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- SKY #-
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