諏訪湖に降りたアマゴが遡上している。
湖沼型
サツキマス。
この辺では諏訪マスや
ノボリとも呼ばれている。
僕がこの存在を知ったのは今年の春。
諏訪でフライフィッシングを楽しまれている
いわなたろうさんのブログだった。
それから、この
ノボリ狙いが僕の今年の目標の一つとなった。
なかなか帰省の機会が得られず、その間
ノボリ釣果写真を見ては
コンピューターの前で悶々としていたわけだが
やっと都合がつき川辺に立つことができた。
金曜日の夕方、諏訪で高速を降りそのまま川へ向かう。
東京を出てから降り出した小雨は諏訪では結構な雨脚。
ジャケットのフードを被って岸に立つ。
アップクロスに
ルアーを放り、時折アクションを入れながら
流れの変化のあるあたりでUターンを繰り返して行くと
ジジッ、ジジッと短くドラグが鳴り、あわててアワセを入れる。
ルアーはすっぽ抜け、フックの先には小指半分程のキラキラと
したウロコが着いていた。
雨は強くなる一方。
既にジーンズはずぶ濡れで股にピッタリとへばりつく。
雨露が滴る草をかき分けながら移動する。
ダウンクロスからのただ巻き途中、グンッ、とロッドを煽り
ジジーッ。フッキングはうまくいった様だ。
なかなかの重みを感じながら、慎重に魚を寄せてくる。
少しずつ抵抗されながらも水面へと魚体が上がってくる。
ノボリ狙い一日目にして早くもその姿を見ることが出来るとは。
なんてウキウキしながら、強い雨に煙るラインの先をみる。
フードからは雨の雫がボタボタと流れ落ち、必至にその姿を確認しようとする。
んっ?どうも様子が違うぞ。
そうか、コレが噂の、外道の王様。
人によってはとんでも無く嫌われ者だったり。
でも僕は初対面。

なるほど、とても個性的。
目と目があって、なんと言うかその、マスと違ってとても力強いその眼差しは、、、
夢に出てきそうだ。
でも、雨の中釣れてくれた彼は可愛らしくも思え。
立ち位置が少し高かったため、草から優しくゴロンと落とすと
元気一杯で戻って行った。
2日目は快晴で気温もかなり上がった。
朝一から昼前まで試みたが、
ノボリに出逢うことは叶わず。
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今回の釣行にあたり、事前情報、度々のメールを下さった、いわなたろうさん。
せっかくアドバイス頂いたのですが、このような結果になりまして。
僕的には二ゴイとの初対面も微妙に嬉しかったり。
忍耐が足りませんでした。
お会いするタイミングが合わず残念でしたが
また、次の機会にでも。
(フライ始めたりして、、、)
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テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2010/07/12(月) 16:20:56|
- Fishing - River
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お、にー様。
ヤツの目は人間の目のように白目があってなんともいえない目で「釣られたー」って睨んでくるんですよね。
よく引いたでしょ?
ノボリはこの雨が止んで、澄んでくる時が会う確率が高い釣りができる最後かなぁ。
数は少ないものの秋まで釣れるようですよ。
- 2010/07/13(火) 12:37:54 |
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