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2010 御柱祭 下社 山出し

一週間前から天気予報をチェックし、予報は外れる事無く素晴らしい快晴の当日。
実家の地区担当である下社の山出し2日目の春一をメインに木落し坂へ向かった。

僕が以前、御柱に曵き子として参加したのは中学生の時。
今回は2人の子供達もまだ小さいため、まずは桟敷席からの観覧とした。

タクシーを降りて、道路下をくぐると直ぐに簡易的な案内所がある。
そこでは綿菓子やミニ御柱で写真撮影ができる。
うちのチビ達も柱へ乗っかり、記念に一枚。
初めてみる綿菓子を興味津々といった表情の長男の手を引っ張りながら歩いていると
周りの人達から次々に声をかけられ、本人も浮かれている様だ。
親子揃って法被に腹掛け股引と、僕が前に参加したのが中学生だったのもあって
なんだか現実で無い様な、無性に嬉しい様な不思議な気分だった。

徐々に坂が見え始めると共に、人の数も一気に増える。
坂を左に見上げながら、改めて勾配の凄さを感じた。
人ごみの中をかき分け、やっとの事で桟敷入り口に到着。
有料席とは言え指定席がある訳ではないので、両親は早朝から場所取りに出かけて行った。
その甲斐あって、最高の場所が用意されていた。感謝、感謝。
ひとまず座って家族と僕の大学時代の友人と乾杯。

0412_1.jpg
暫くして、本日一本目、秋宮四が坂上に到着する。
曵き子が坂を下って捌け、黄色いハイネックの元綱が斜面で待機。
大御幣が柱から外されて斜面を下りきって、柱先端に木遣りが5、6回。
柱が坂から徐々に迫り出してくるたびに観客から、おおぉ~!と歓声があがる。
そして遂に柱が落ちる。序盤ゆっくりと止まりかけたものの、途中からは
勢いにのって真っ直ぐ落ちた。凄い歓声だ。
諏訪湖花火大会でも大勢の観光客に楽しんでもらっているが
これはやっぱり特別だ。

一本目が終わり、次はいよいよ春宮一。
子供に少しでも曵かせてあげたいと思っていたので
直ぐに上へ移動したかったのだが、坂下はしばらくの間
規制がかかってしまった。

柱の通る道まで来ると、既に先綱は坂まで伸びており、
道横の狭いスペースを通って、僕の地区を目指す。
やっとの事で辿り着き、その辺のおいちゃんに小綱あるかと
訪ねるが、曵き子はビッシリで入る余地もない。
しかたなく坂上まで行って、警戒線の外側から見るはめに。
こんなことになるのなら、無理にでも入っておけば良かったと後悔。

暫くして、柱の先頭がやってきた。
木遣りと、よいさっ、よいさっ!の渦の中、僕は既に熟睡した長男を抱えながら
ヤキモキし、気持ちは既に限界。
0412_2.jpg

何しろ警備が厳しい。
時々、規制線を超えて中に入ろうとする者が現れるが
警官や消防団員が一人、また一人と抑えに入る。
危険が伴うので、これぐらいの警備体制は当然と言えば当然だが。

先頭の直ぐ後の梃子衆がやってきた。
担当ごとに色分けされており、梃子を使って柱の向きを調整する人達は赤のハイネックだ。
そこに友人を発見。
名前を呼んでちょっと会話しながら警備にアピール。
最後に、「ちょっとそっちに入り、、、」まで言って、すぐに真ん前の拡声器が
もう入れません!と。
 0412_3

そんな僕を見かねたカミサンは長男を預かるからと、僕は急いで
「すんません、通してください」と言いながら規制の端まで行った。

「自分の地区の柱だもんで」と悲痛な表情だったに違い無い。

うしろでこれくらいなら、既に柱はかなり迫り出している様子。
 0412_4

様子を見ている追い掛け係。
 0412_7

柱の華である先頭は、坂下をいっぱいに埋め尽くす観衆達に
いまかいまかと熱い視線で見守られる一方、こちらでは
そんな喧噪が嘘のように、ピタリと時間が止まっているかのように
一人佇み、その時を静かに待つ斧長。
当人でしか決して味わえない、感じる事の出来ない、今までの様々な思いを
胸に斧を握りしめていた事だろう。
木遣りと掛け声の響くなか、身動きするのも躊躇われる様な緊張が
こちらまで伝わってきた。

0412_30.jpg

ピンと張りつめた追い掛け綱が張力を失う。
一瞬だった。
一気に振り下ろされた斧は見事、一発。
大役、ご苦労さんでした。
 0412_8

そして柱は解き放たれ、大観衆が見守る中、一気に下って行く。
 0412_5

坂まで走り寄り、下を眺めると既に下り終わっていた。
 0412_9

斜面で暫く立ち尽くし。
この景色を眺めながら先頭に乗って下り降りる気分はどんなものなのか?
0412_40.jpg


定かでは無いが、1200年ほど続けられている御柱祭。
きっとそこまで大きく風景が変わる事の無いこの場所で、代々に渡り
幾人もの諏訪の男が柱にのってこの坂を下ってきたのである。
そして、もちろんそれだけではなく、元綱、梃子、追い掛け、曵き子など
諏訪の住民が一丸となり、この祭りを成功させる。
ふだん諏訪を離れ、なんの協力もしていない自分に後ろめたさと悲しさを感じる一方で
こんな盛大な祭りを守り続ける諏訪に誇りを感じた。

坂にはこうして御柱の通った道が出来る。
0412_10.jpg

次は5月の里曵き。
せっかくジジ、ババに衣装を揃えてもらったのだから。
参加したい。


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テーマ:信州 - ジャンル:地域情報

  1. 2010/04/12(月) 12:33:43|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

なにか、この写真を見ると体の奥から湧き立つものがありますね。
なんだろう、この気持ち。

ボクも白のハイネック、パッチに地区名入りのドンブリ、
地下足袋に諏訪の法被を着て金曜日に行きました。
ウチの父はボクと同じ格好でやはり規制線を突破し
追い掛け松の辺りで木落としを見たそうです。

まさに諏訪の誇りです!
  1. 2010/04/13(火) 00:10:29 |
  2. URL |
  3. いわなたろう #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

ほんと、何なんでしょうね、この気持ち。
自分で写真アップしといてなんですが
見るたびに心が熱くなります。もう理屈じゃないですね。

この場所で間近で見られた事は本当に良かったです。
やっぱり、外にいたんじゃ血が騒いじゃって
いてもたってもいられないですよね。

消防のおにいちゃんは、きっとその時の僕から出ていた
懇願のオーラを一瞬で感じ取ってくれたのでしょう。
あの時のおにいちゃんの目をまだ鮮明に覚えています。

今回の御柱で、僕のこの先を改めて考えさせられました。

"諏訪の誇り"が、すんなりと僕の中に入る自分を夢見ます。
  1. 2010/04/13(火) 11:08:27 |
  2. URL |
  3. SKY #-
  4. [ 編集]

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