ここ関西に移住して以来、僕の釣りの対象はその幅を広げた。
それは居住地域の環境だったり、フライフィッシングを始めたことも関係している。
そして今、以前にも増して釣りを楽しんでいる。
少し自由になれた、そんな気持ちだ。
自分が好んで選んだ趣味であるのに、では、今までは自由でなかったのだろうか?
フライフィッシングの要素が自分の感覚にあっていた、ただそれだけなのかもしれない。
僕は数年前から自分の理想とする小さな世界を思い描き、それにマッチするものを取捨選択
してきて今に至る。
その過程では、物や行為が理想を書き換える事もある。
理想とする小さな世界とはライフワークであり、過去、現在の経験や行為のバラバラになった
ピースを寄せ集めた一つの形である。
そして、その形も柔軟に発展するべきだ。
それにはモチベーションを維持出来る事が重要だと考えると、
僕の場合、一つの事を追求出来るタイプではないから、様々な要素の組み合わせが必要となる。
そこで、フライフィッシングは僕の中で大きな意味を持ち始めている。
最近になってフライでブルーギルやバスにはまり始めた僕は、更なる世界を覗いてみたいと、
フローターでの釣りを企てた。
丁度そのころ、某SNSでお世話になっている
happy coreさんからお誘いを頂きフローター体験をするチャンスがきた。
AM4:00集合。
前日のニュースでは全国的な大雨により各地で降雨量の記録更新だとか。
雨空と天気レーダーを交互に見ながら回復を待つも、一向にその気配はない。
そのおかげで、降りしきる雨を眺めながら色々と話が出来た。
お互いの自作したステッカーの交換も。

雨が小康状態になったのを見計らい、見切り発進。
水辺まで来て竿を出さずにはいられない。
今回は残念ながらフローターを断念したが、大きなダム湖の一角、
減水により半ば湿地帯と化した雰囲気のあるポイントでバスバグを投げた。

先ほど一旦は落ち着きを見せた雨脚も、また激しさを増し一時撤退。

正午にピタリと雨はやんだが、happy coreさんはここでタイムアップ。
その後、2時間ほどポイントをチェック。


次回こそフローター。
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テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2013/08/31(土) 11:18:50|
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夏休みの自由研究。
懐かしい響きだ。
僕は何をしたんだろう?
唯一、鮮明に思い出せるのは父親が手伝ってくれた工作だった。
牛乳パックと割り箸、爪楊枝に凧糸などを使って船を工作した。客船だった。
確か低学年だったのではないか。
出来上がったらそれはもう大人の工作レベルで幼ながらに
やり過ぎだ、と困惑した。終始、父親主導の自由研究だった。
さて、我が子にも(そして僕にも)そのときがやってきた。
長男は課題を計画的に終わらせて行くタイプではない事が判明して、
手つかずのか課題は山ほどある。
しかたない、自由研究くらいは僕がアイディアを。
ありきたりなテーマしか思いつかず、自分なら何がしたかっただろうと考えると
応えは直ぐに出た。
テーマ:自分で巻いたフライで魚をつる
完全に父親主導である。
そうと決まれば、長男に概要を説明しテーブルの上に道具を並べる。

作るのは浮くフライと沈むフライの2つ。
この挟むヤツに釣り針をセットして、針に羽だの鹿さんの毛だのを巻き付けるんだ、と
長男の手を添えながら巻き付ける。


出来上がったフライにご満悦の様子で、彼の為に用意したボックスに入れてやると
大事そうにバッグに仕舞った。
次は、帰省先の香川のダム湖へ。
果たして巻いたフライで何が釣れるだろうか。これが次のステップだ。
振り出し竿にフライを結び、釣り開始。

浅瀬に見えるのは小バス、ブルーギルそして鯉。
まず、彼が選んだのは沈むフライ。
誘いをかけるも突きに来るが針がかりせず、浮くフライに変えてブルーギルを釣り上げた。
釣れた釣れたと大はしゃぎ。
小ギル集団の中からヌッと出てきた一回り大きい個体だった。
用意してきた小さな水槽に入れて暫く観察。

写真を撮って、家に帰って画を描く作業。
以上の流れを一つの用紙にまとめれば完成だ。
これなら僕も喜んで取り組んだに違いない。
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- 2013/08/30(金) 01:29:53|
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とある滝でキャンプ仲間と再会した。
香川には帰省で何度も訪れてはいるのだが、久しぶりの再会に適した場所と
考えてみても、家から20キロ圏内の釣り場が思い出されるだけだった。
四国中を旅している彼らに探し出してもらったのが、この滝だった。

各地で最高気温が更新されている中、僕も暑さにへばっていた。
しかし、ここへ来てみれば香川県なのかと思う程の気温と水のある風景だ。
さっそく滝下のプールへ入る。
ひんやりとした自然の水の冷たさ。
この感覚いつ以来だろう。
最近はもっぱらウェーダーでしか水に入っていないのだから。
子供を抱えてプールを抜け、ザーザーッと勢いよく流れ落ちる滝下へ入ると
その水圧と冷たさで、一瞬息が詰まる程だった。

子供達が自然の水場で遊ぶ光景はいいものだ。
どこかホッとするものがある。
それは僕の幼少期と重なるからなのか、そんな自然が今もまだ残されている安堵感から
なのか。

そんなことを考えながら周りで夏休みを謳歌している家族の香川弁が妙に耳に残った。
滝と聞けば釣り道具。
子供達に釣り体験をさせること、そして僕もまた香川の山中での釣りをしてみたかった。
滝から流れ出した水は浅く緩やかに流れ、直ぐ下の小さな堰堤で一旦僅かな淀みを作って
またフラットに流れて行く。
上からそっと近づき、堰堤下を覗き見ると影が走った。
子供達を誘って、早速のうちに竿を出す。
代わる代わる彼らを後ろから抱えるようにしてキャスティング。

何度もフライに出るがフッキングには至らない。
#16のEHCから#20のパラシュートに変えて再び。
出たのは、ここでもカワムツ。
もはや僕にとっては馴染みの魚となっているが、子供達には目新しい。

その後、お父さんもフライ初挑戦。
子供達の釣りを端から見ていて、フライに出る光景に
彼のスイッチが入ったらしかった。

遂に合わせが決まり、親子そろってフライで初釣果。
家に帰ってから写真チェックをしたところ、子供達以上の満面の笑みであった。
フライフィッシングの世界へようこそ!
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- 2013/08/28(水) 21:12:41|
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旧くからの親友と火を前にして酒を呑んだ。
お互い東京に住んでいた頃には月一程のペースで平日にランチをして、
近況報告しあったものだ。
僕が関西移住を決意した頃、彼も故郷に帰ると言った。
そして、ほぼ時を同じくして東京を離れた。
得るものと捨てるもの、それぞれ違いはあれど、慣れ親しんだ場所を離れて
新たな生活を切り開いて行く同志でもあった。
酒を注ぎながら薪をくべたりして、話に夢中になっていると、
東京でのランチの延長であるかの様な感覚に陥るが、
ここは我が家から400キロ離れた山中のベースキャンプ。
不思議な感じだ。
たとえ目指すものが異なっても、お互いを認め合い、良い刺激を与え続けられる間柄であることに
深く感謝する。


釣りのスタイルも途中から方向性を変えた。
新しい世界へ踏み入れるのも、追求していくのも自由でいい。


釣りに熱を上げて今夏で5年が経過した。
その入り口を見せてくれたのが彼である。

以来、共に釣り仲間としても、数多くの新たな発見や喜びを共有してきた。

僕にとって彼との釣りは会話の媒体の一つに過ぎず、釣果はもはやポイントではない。
しかし、今日は釣れん。
思入れのあるダム湖に入るも、近くの渓流に逃げ込んでも「魚を釣る事ではない」とは
言ったものの、本当に釣れないんじゃ参ってしまうね。

- 2013/08/27(火) 17:51:37|
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