寝転がって楽しむタープ越しの影絵。
久しぶりの家族キャンプ。
ここ最近はソロが多かった。
季節も良くなってきた事だし、そろそろ家族でと、
関西で初のキャンプを行った。

ネットで見たイメージよりも実際は半分程の敷地面積であったが、
ここの一等地にサイトをとってしまえば、そんなことはどうでも良くなった。
管理室横には冷蔵庫まであり、キンキンのビールにありつける。
至れり尽くせりである。
かなりユルい感じにいささか戸惑いを感じたものの、
ビールを一本、また一本とあけていくうちに、すっかり甘んじた。

キャンプ地で重要な要素の一つ。
水辺である。
水に向かってレイアウトをとったら、我が家にとって最高のキャンプ地となった。

大概、どんなときでも釣り道具は準備するのだが、
今回は何故かすっかり抜けて、道中で思い出した。
まぁ、たまにはゆっくりと観察もいいではないか、と言い聞かせ、
水を見ながらブランケットの上に寝転がったり、座ってビールを飲んだり、
観察を楽しんでいる振りをしてみるが、やはり落ち着かない。
結局はこういう事になるのである。
子供達に釣らせるという体で、竿を借りて、ポツポツと湖面のあちこちで広がる
小さいライズに穂先を上げていった。
子供達は横で待機していて、掛かった魚を針外しし、飼育箱に入れて行く。

夕暮れ間近。
今回初登場となるホンマ製作所のかまどを投入。
頂きものである。
いや、正確にはカタログギフトの中から選んだのであるが、
最近はこんなものまであるんだなぁ。
使ってみて感じたこいつの得意とするものは、
コトコト煮込む料理に向いている。
保温に向いている。
寒い時期、暖をとるのに向いている。

湖面が夕日で染まる。
相変わらず止まないライズリングの嵐、アラシ、あらし。
こういう時に限って、フライタックルを忘れてくるのものなのだ。

火を見るならやっぱり地べたの目線が一番良い。
たき火台の高さだけでも、それは全く違ったものになる。
寝転んで目を閉じる。最高のひと時。

朝起きて水に目をやると、相変わらず雨の様な湖面。
次は必ずタックル持参で。
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- 2013/05/30(木) 22:49:33|
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玄関先でウェーダーに履き替える。
僕の従来の釣り、からするとこの時点で大きな違和感があるのだが、
ウェーダー姿で向かう先は腐れ縁のDT200WR。
メットを被りゴーグルを装着すると一気にスイッチが入る。
この高揚感がたまらなく好きだ。
熱くなっていた頃の記憶が甦りつつある。
バイクとの接し方は以前とは違えども、その情熱は今でもさほど変わっていないようだ。
それに加え、今後はウェーダーで跨がり、ロッドを背負うのだから
僕のバイクの愉しみは更にその幅を広げる事になる。
以前にも記事にしたが、今の生活において、このスタイルが無理のないものと言える。
軽く腰を上げて、空いた時間にフラッと活動出来ることがライフワークの一つの形ではないだろうか。
さて相棒のDT200WRの調子は、と言うと、素人作業の数回のキャブレター洗浄で
機嫌を直し、最近ではキック一発で仕事をしてくれるようになった。
長年の放置による多くのフレームの錆や、プラパーツの塗装劣化で
見てくれは廃車と間違われるほどであるが、やはり手放しがたい唯一無二の相棒なのである。
履きっぱなしのエンデューロタイヤで、アスファルトのグリップにヒヤヒヤしながらも
目的の野池へと道をそれる。
訪れるコーナーの出口を目で捕らえ、進入スピードとバンク角の、自分の技量で
クリア出来る頃合いを計る。
轍の外縁にタイヤを預けてアクセルを開ける。
早く釣りをしたいという気持ちの反面、これが続くのも悪くはない。そんな気持ちだ。
調子が出てきた頃に、目的地にたどり着く。
停車位置から手前でエンジンを切り、スルリと惰性で静かに停車。
バイクから降り、5ピースのフェンウィクを繋ぎながら水面を見遣る。

雰囲気は申し分無し。
そっと入水し、まったりとした重い水を分けて進む。
生命感はあるが僕のバスバグに反応はない。

遠くでガボガボと何やら騒がしい。
あそこまでは届かない。
でかいバスバグを少しでも遠くまで届けられるようにと
結局は水面を荒らしながらキャスト練習に明け暮れた。
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- 2013/05/24(金) 21:41:32|
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暇を見つけては、しばし夢中になった。
お楽しみの時間はあっという間に過ぎ去る。
素晴らしいひと時の余韻を噛み締め、
頭の中で幾通りものストーリーを展開し、次にやってくる時を待つ。
新たな試みではあったが、これが思いのほか
気持ちがすっきりとクリアになったのだ。
僕の興味、活力の源は、これ一つに集約されている。
そんなものに出来上がった。
自然の中へ還れない時、こうして消化する方法もある。
この表現がどなたかの心に刺さるものであったら嬉しい。
アルファベットをいじくり倒して、自分表現に持って行く作業は楽しいものだ。
単語の羅列でもいいし、文でもいい。
英語の決まりにとらわれる事無く、自由な自分なりの表現で。
僕は"HATE MONDAY"言葉遊びの色んな展開を見てみたい。
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- 2013/05/17(金) 06:24:19|
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前日の
Fishing & Campingののち、去年に訪れたある渓を一区間釣り上がったが
川底は黒く、水量も少なかった。
近場でまだ一度も足を踏み入れた事のない谷を思い出した。
車に戻り、ナビで位置を確認する。
流れは2つあり、どちらへ入るかは現場で決める事にした。
川へ降り立つ。
昨日は一尾をバラし、2度ほど合わせが決まらず、モヤモヤした気持ちであった。
流れの弛みにフライを入れていくと反応があった。
今日はなんとか魚の顔を拝めるかもしれない。

しかしそれ以後はさっぱり反応が無い。
そろそろニンフに結び変えようかと、下の写真のポイントまで来る。
大岩の奥の流れ、対岸の岩の弛み周り探る。
この状況は、先月に中国地方の渓でイワナを釣った時と酷似している。
大岩下に立ち、対岸の岩陰へ投げ入れる。
フライは緩い反転流に乗って、岩にそって僅かに上流へとスライドした。
するとスッと魚影が現れてフライが消え、グラスロッドが綺麗な弧を描いた。

僕の未熟なフライフィッシングに相手してくれてありがとう。
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- 2013/05/11(土) 13:02:37|
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流れの直ぐ脇で火を起こした。
サワサワと心地良い水の流れに、パチパチと火のはぜる音。
この瞬間を待ちわびていた。
去年の夏、減水したダム湖で過ごした一夜が蘇る。
温かな柔らかい朱色の炎が仲間の顔を照らした。
ふと、視線を外へ向けるとあたり一面漆黒の闇。上を見上げれば爛々と輝く星の群れ。
大きな自然のなかで人間は生かされ、そして小さな存在であると、夜露のしっとりとした
神聖な空気と煙と酒の匂いの中でそう感じた。
あれ以来、僕の理想が現実となり、また現実が更なる理想を生み出す。
今、新たに生み出された理想の現実が目に映っている。

昼過ぎに、今回の渓泊にお付き合い頂く
いわなたろう氏と合流し、お気に入りの流れを釣り歩いてきたところだ。

残念ながら僕に釣果は無かったが、さすがはいわなたろう氏、しっかりと結果をだしていた。

設営予定地にたどり着き、早々に
河原のFool's Barを開店させたのだった。

ゆっくりと闇が降り始め、山は黒く、その輪郭がくっきりと描かれる。

なんだってこんなにも防寒着を詰め込まなきゃならんのだ。
自宅を出る際に、真冬と同等の装備をバッグに押し込んでいた。
5月に入ったというのに、数週間前には雪が降ったという事を聞けば
慎重にならざるを得ない。
上下ヒートテック、下に至っては2枚重ね。薄手、厚手のセーターの上からPolerのNapsackの重装備。
これでも着込みすぎなんてことは全く無く、一歩、また一歩と火への距離を縮めた。

寝転んで天を仰ぐ。
至福の一時。
僕の場合、釣りもキャンプも山を存分に楽しむ為の要素の一つなのだ。
釣りから始まり、ここ数年、キャンプ、山歩き、オフロードバイクの再開と活動が広がってきているが
結局のところ全ては山で全てが行われるのだ。
もはや、いずれもが重要な要素である。

サワサワと絶え間なく下る故郷の谷の渓。
いつかここで、と思い描いていた場所。

未練たらしく早朝にロッドを振ったが、そうは容易くない。
出来すぎた物語ほどつまらないものは無い、と自分に言い聞かせ、静かにロッドをしまった。
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- 2013/05/08(水) 21:02:23|
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旅に出よう、と思いつく。
目的地を思い浮かべ、そこに自分がどうあるのかをイメージする。
それと同時に頭の片方ではパッキングのリストアップが始まる。
どちらが先攻したって構わない。
最終的には両者すりあわせで旅がデザインされる。
長い旅であれ、短かかれ、期待するもの、もしくはそれ以上を得るのにイメージすることは
重要な作業であると考える。
このあたりの段階においては、大きく個人差が出る事だろう。
部屋中の道具をかき集めての組み合わせ作業。
どうにもしっくりこない時には、一旦作業を中断して
昔に読んだオーパなどなど、読書にふける。
そうするとその後の作業がはかどる。
自分に必要とするもの、しないものが不思議と明確になるのだ。
そして準備は整った。
それでは、どちら様も素晴らしいGW後半を。
テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用
- 2013/05/02(木) 12:59:19|
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