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我が家の自然教室

休日の昼下がり。
バックパック2つにランチボックスとブランケットを詰め込んで、いつもの谷へ。
子供達にとっては今回が初めてとなる神戸の谷である。

まずは次男を抱えて徒渉し、対岸に置いてくる。
長男はどこまでいけるだろうと、脇に付きながら所々サポートし渡り着いた。

家族でこんな休日を過ごすこと、そしてこのような環境が近くにあることが
どれだけ幸せなことか。
10年近く都内に暮らして、渋滞と移動費にストレスを感じていた頃からずっと
思い描いていた休日の過ごし方がやっと手に入った。

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さぁ、自分の力で歩けよ。
普段歩いてる箇所でも子供の歩幅では難所になる場所も意外と多いことに気づく。
彼らの目線では捕らえる世界も違ったものになっていることだろう。

出かけるたびに直ぐに抱っこをせがんでくる次男に対しても、今日はそれを許さない。
親に手を引かれながら、長男に手を引かれながら、なんてこと無い緩やかな斜面で度々
足を滑らせても、自らの足で歩いて行く。
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雪がまだ残る日陰。
時々立ち止まりながら、一歩一歩、ゆっくりと歩いて行く。
どんなことを感じ取っているのだろう。
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道から少し離れた木立の間にブランケットを広げてランチ。
じっと座っていると芯まで冷えてくる。

コーヒーの準備。
今回持参したストーブはSOTOのMUKA。
前から気になっていたゴトクの滑り対策として、サンダーで切り込みを入れておいた。
果たしてその効果は?
01192013_0.jpg

ゴトクにケトルを乗せて揺らしたり、傾けてみる。
びくともしない。
いくらなんでも効きすぎてるぞと思い、ケトルの底を覗くと、ふちにリブが立っていた。
これがフラットな鍋底なら大した効果は無いのかもしれない。
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日没まであと数時間。
子供達の歩く早さを考慮して早めにランチを切り上げ、直ぐ上の滝を目指す。
底まで下りると、水の流れの上を冷たい風が吹き抜けて一段と寒さが増す。
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ほんの数百メートルも歩けば滝に出会う。
森、渓流、滝と色んな自然を短い距離で楽しめる、これぐらいの歳の子供達には
丁度良い地形と距離である。
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高さはそれほど無い2段の滝。
枝の先には氷の華が咲く。
01192013_6.jpg

斜面を少し上がって、2段滝の上の釜。
どうやってこの釜が出来たんだろう。
少しずつ水が岩を削ってできたのかな。
そうなら、水って凄いね。
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自然が作り出す色、かたち、感触、匂い。
見たもの、感じたこと。
五感に響く大事な体験。
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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

  1. 2013/01/21(月) 12:24:26|
  2. Outdoor
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谷へ新年のご挨拶

ひと月ぶりに谷へ入った。
いつもの入り口から切り立った岩壁の谷間、
岩を飛びながら遡行して行く。
同じ高さの目線の先に霜柱が咲いていた。

何か変わったところは無いだろうかと
周りを観察しながらロッドを繋ぐ。
水温計を引きあげると5℃だった。

壁にへばりつきなが切れ目を飛び越える。
前回、反応の無かったこのプール。
今日はどうだろう。
少しずつラインを出して距離を合わせる。
プール中央奥に着水したフライはゆっくりと対岸に沿って流れ、
流れが落ちる40センチ程手前で、ススーッと小さな影が追ってきた。
その影は遂に追いつくことが出来ず、フライはプールから流れ出た。

そうか、居たか。
少し間を置き、先と同じように流す。
ススーッ。
来たっ!
今度は落ちる手前で見事フライに追いついた。
合わせると毎回すっ飛んでくるので、意識したつもりだったが、
いざ合わせのときとなると、そんなことはすっかり忘れてしまう。
01082013_1.jpg

今回ももれなくすっ飛んで来た。
今年もよろしく。
01082013_2.jpg

テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2013/01/16(水) 09:08:28|
  2. Fly fishing
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年始の釣り

昨夏に訪れたダム湖のワンドにて。

夏には岸辺に小魚が常に寄って、#16ドライフライを落とすと
次から次へとブルーギルが相手をしてくれた。
#6のグラスロッドではパワーがありすぎて、小さなブルーギルの
生命感がスポイルされてしまったが、それでも中には手のひらサイズが
小気味良くロッドを曲げて楽しませてくれた。
本当はバス狙いで、覚えたてのマラブーを結んだのだが
ブルーギル集団に紛れていた2尾のバスからは知らん顔されてしまった。
こんなことなら渓流で使用しているカンパネラを持ってくれば良かったなと、
最後までマラブーを無視し続けたバスを見て思ったのだった。

あと数時間で早い日没を迎える新年のダム湖の湖面は風に揺れていた。
時折風が止んで水中を観察するが、どこにも魚影は見当たらない。

子供達を順番に前で抱えながらロッドを握らせる。
僕は後ろから、その小さな握り拳にそっと手を添えてロッドを振った。
01052012.jpg

寒空の下、ぷかりと浮かんだフライにアタックしてくる魚はない。
ならばニンフと、ティペットのつなぎ目にマーカーを留めて暫く待つと
すうっとオレンジ色の大きな鯉がつついた程度だった。

そろそろ親父と息子での釣りの思い出を。

テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2013/01/08(火) 13:20:27|
  2. Fly fishing
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2013 はじまり

明けましておめでとうございます。

昨年は、ブログに設置しているカウンターのアクセス数も
少しずつですが増えたようです。
釣りの記録と自身の気持ちの整理として始めた当ブログですが、
年を重ねる毎に、ネット上での出逢い、またはそこから実生活へと
つながりが出来たりと、様々な可能性の発見がありました。

稚拙な内容にも関わらず、
興味を持ってアクセスしてくださる皆様の一年が
良きものでありますように。

本年もよろしくお願い致します。

04012013.jpg

テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2013/01/04(金) 14:01:27|
  2. Others
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