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今期、最初で最後のウェットウェーディング

こちらも暑い暑い。

さすがに朝夕はグッと気温が下がるが、日中の日の照り様は関東とさほどかわらない。

今日の午前まで友人達とFishing & Camping。
高速を下りたその足で地元の渓へと車を走らせた。

この暑さならまだ間に合ったな、と今日は今シーズン、最初で最後のウェットウェーディング。
今年は地下足袋にモンベルのサワーサンダルのウェットスタイル。

09162012_15.jpg

と言うのも、昔の人が沢を釣り歩くのにどんな格好してたのか以前から興味があって、
これが調べてもなかなかビジュアルで出てこない。
テンカラ竿持って、で、その足下は?
地下足袋に藁草履? 藁縄を巻き付ける?
何れにしろ、なにか藁に代わるものはないかと探したら、サワーサンダルにヒットした。

これにキャンプ仲間が教えてくれた、ハーベスタというブランド?のジョッパーパンツを合わせた。
いわゆるニッカなのだが、これがすこぶる動き易く、最近お気に入りで
山好きな義父と、四国から新鮮な野菜を送ってくれるおじさんにも買ってあげたほどだ。

初めて使用するサンダルのグリップ力を試す。
滑った苔岩にもそこそこグリップしてくれる。
キツく締めても少しすると緩んでくるストラップに不安が残るが。

じわりとしみてくる水が心地よい。
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入渓後、程なくしてパシャりと水面が小気味よく弾けた。
ククンッと穂先が震える。
小振りだが嬉しい一尾。
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今年から始めたフライフィッシング。
渓流単独釣行としては初めてのアマゴである。
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んっ?ヤマメか?

流れを確認しながら、次に撃つべきポイントを見極める。
ここかな?
ここでもない。
結局のところ、見極めると言うよりは、万遍なく探りながら釣り上がる。

いくらか空が高くなったかなとは思うものの、照りつける日差しは未だ夏のそれである。
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浅く緩い流れで反応が。
ビックリ合わせでアマゴがこちらまで飛んで来た。
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わざと膝をかがめて腰まで浸かる。
あぁ、気持ちいい。
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このあと、異変に気付く。
妙に右足だけ滑るのだ。
あれ?と足下を見ると地下足袋に履いたサンダルが無い。
入渓の時点でストラップの緩さが気になっており、定期的に締め直してはいたのだが、
どうやらここで腰まで浸かって遊んでいるうちに、右だけ緩んで流されてしまったらしい。
かなり下まで下るも発見出来ず、、、

左だけでも無いよりはマシだ。
試しにサンダル無しでやってみたら、すべるすべる。
岩のうえでダンスしているみたいになり、結局撃沈した。
周りを見回し、誰も見ていなかったことを確認して一安心。
濡れついでだから胸まで浸かってやった。

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林道へあがって車まで戻る長い道のり。
一人、チリンチリンと熊鈴を鳴らしながら
存分に周りの景色を堪能し、今シーズンの渓での出来事を思い出していた。

暫くの間、さらば、愛する渓よ。
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テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/09/19(水) 18:30:49|
  2. Fly fishing
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Fishing & Camping

友人と2週間前から話を詰めて、自分の持ち物をメモ帳にリストアップする。
毎晩少しずつ、道具をバッグに詰めてはボールペンでチェックをしていく。

そして遂にこの日を迎えた。残り1週間のなんと長かったことか。
僕らの、「Fishing & Camping」が始まる。
09162012fishing_and_camping.jpg

前情報で、現地はかなりの減水と聞いており、その後の2週間でどれほど水が残っているだろうか。
2台の車が草の生い茂った坂道を下り、見えて来た光景に唖然とした。
取り敢えず皆で下まで下りてみる。

ここはもう既に僕らの見慣れた場所では無くなっている。
この異様な光景にしばし複雑な気持ちで眺める。
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満水ではもちろん、木が生えているところまでである。
そこから1~3メートルの水の上下は記憶している。
枯れ果てたこの大きなダム湖の底を見る事があるなんて思いもよらなかった。
更に下ってみる。
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枯れた湖面の中央には僅かな水が流れている。
その流れ周辺には立ち枯れた木がいくつも、ヒョロリと立っている。
残暑の青空と周りの緑のなかで、そこだけが黒い影となって見える。
なんとも寂しい光景だ。

この流れの筋が、水没以前に流れていた渓流だろうか。
かつての流れは、さぞ美しかっただろうと想像して見るも
眼前とのギャップで僕のイメージも直ぐにかき消されてしまうのだった。

義父は幼少の頃、ダムが出来る前に、この集落に住んでいたらしい。
当時のことを知りたくて色々と聞いてみたのだが、当人も記憶が無いほど
幼かったので、期待する答えは得られなかった。

後を振り返ると、ここが現在、水のあるダムの端だということになる。
僅かな流れが湖底の泥を削りながら流れ込み、水は極濁りである。

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この不思議な光景を見ながら、未だ慣れず。
一先ず設営をし、ことあるごとに「それにしても、スゲーな、コレ!」と皆が口にする。
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今夜の焚き火はテント前に。
この先はガクンと落ちている。魚の付く駆け上がりである。
高台からの見晴らし最高の場所だが、ここも本来なら水没する場所だ。
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誰もいない、完全なプライベート空間。
炎天下のもと、ビールを次々にあおりながら、昼飯としたトマトソースのペンネを食う。
日はまだ高い。
早く夕暮れが来て欲しい反面、この貴重な一日がより長く続いて欲しくもある。
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釣り的には、かなり厳しい状況ではあるが、せっかく来たんだし、と言う事でタックルを持って
湖面まで下りる。
最近に水が引いたばかりの場所はぬかるみ、ウェーダーの膝下まで埋まりながら、ゼェゼェ言って
辿り着く。
僕は少しでもフライラインが出せるようにと、初めてダブルホールを試みる。
夢中になってふと気がつくと足が泥に沈み、引き抜くのに大変なことになる。

友人達はルアーで浮いている空き缶に当てるゲームを始める。
僕だって、魚の事なんか全く考えず、ただひたすらラインが出せるようにとキャスティング練習。

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夕闇迫って、火を入れる。
山が黒くなる。
風は穏やかで、天気の荒れる心配も無さそうだ。
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友人達が夕方前から準備していたスモークは最高の出来映え。
チーズにソーセージにベーコンにと、更に酒がすすむ。

闇が完全に周りを包み、ふと見上げると頭がクラクラとする様な星空。
ここ最近のキャンプでも最高の夜空である。
何度か撮影を試みるが、バックモニターではよく分からない。
後でデータをいじって、コレが限界。
これじゃあ、まったく伝わらないなぁ。
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23時の時報までは確認したが、僕は火の前でうつらうつらと船を漕ぐ。
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これが一度撮ってみたかった。
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熊除けにとラジオは付けっぱなしで就寝。


翌朝、薄らと靄が煙る。
朝飯はガーリックトーストに、ソーセージに目玉焼き。
朝から肉を焼いて食べる友人を見て、良く食えるなぁと。
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朝食後、一通りフライで探っては見たものの、反応は無く。
本日も炎天の下、荷物をまとめた。
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忘れられない、素晴らしい時間を共有してくれた仲間に感謝。



減水のおかげで、この場所に設営し一夜を明かす事が出来た。
貴重な体験だった。

今見えている大地は、ダムが出来る以前のかつての層だ。
人々が生活していた層が現れた場所で僕らは野営をした。

多くの人が暮らしていくうえで、必要な物はある。
はたして本当に必要なものとはなんだろうか。



テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/09/18(火) 18:18:37|
  2. Fishing - Lake
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残暑の下でまったりとフライフィッシング

今年の渓流シーズンもいよいよカウントダウンに入った。
「駆け込み釣行」なる言葉が存在するかは知らないが、世間の釣り人は
最後に一回、いや、更にもう一回とスケジュール帳とにらめっこして、
釣行予定をねじ込んでいることだろう。

僕もその中の一人なのだが、シーズン終盤の駆け込み釣行に加えて、
10年余り暮らした関東を離れるカウントダウンも始まっている。

先日、初めて訪れた桂川/忍野地区では見事にボウズをくらっており、
リベンジも考えていた。
カミさんに了承を頂き、早朝家を出る。
河口湖ICで下り、忍野方面へハンドルを切る。
ギリギリまで迷っていた。
きっと最後になるであろう、この界隈での釣りに、川へ下りるか、または川を横に眺めながら
スルーして少し先の野池のような菅釣り場へ行くか。

結局、川を見ながら先へと進み、最近お気に入りとなった菅釣り場へと向かった。

きっと、また来れるなら迷わず川へ下りたのだが、最後まで悩みこの場所を選んだのは、
僕が釣りを始めた頃によく通っていた故郷の釣り場とイメージをダブらせていたことだ。

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適度な木立と草に覆われた池の向こうに山が見える。
この静かな池の周りでは、無数の虫が音を発し、鳥がさえずる。
まだ誰もいない池で僕は、のびのびとフライを湖面に浮かべる。

どうしたことか、全く反応が無い。
後のコテージから学生のサークルグループと思われる若者達が次々に起きて
コテージのデッキで話を始めた。
一度目にここを訪れた時は、宿泊客は一人もおらず、寂れたコテージだと思っていたのだが、
盛期になれば全くそんな事は無く、毎度多くの宿泊客で一杯になる。

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そんなギャラリーの目線を背後に、ぷかりと浮いたフライにパシャリと一尾目の岩魚が出た。
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ジリジリと照りつける、まだまだ夏真っ盛りの日差しを肌に浴びながら、ゆっくりと池を回って行く。
コンスタントに岩魚、ニジマスが掛かる。

この釣り場には全部で3つの池があり、メインに釣っているのはコテージ前の一番広い池。
この池に流れ込む上の池へと移動した。
こちらは規模が小さく、全ての魚が丸見え。
こんな場所は渋いに決まっていると、先日の桂川/忍野を思い出していた。
やはり、なかなかフライには反応せず、川のリベンジをと、一尾掛けるまで粘りに粘った。
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リベンジを果たしてメインの池へ戻り、流れ込みを狙った。
流れ込んだ白泡にポトリと落ちたフライはゆっくりと流れに乗る。
流れ込みに頭を向けて定位してる魚達が反応し始め、内の一尾がフライに近づいたと思ったら、
フライを対して反対側の白泡の下からヌッとひと際大きな影がフライをさらった。
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十分に掛けた。
純粋に堪能した。
もうお腹一杯だ。

半日かけて釣り続けた肌が赤く火照りヒリヒリとした。

今回の釣りには1つ僕がワクワクする物を持って来た。
一月程前から制作に取りかかっていた、フライを入れるポーチを試しに使用してみた。
自分で巻けるフライの種類はまだ少ないし、状況に応じて適切なフライを選択する知識も無い。
なので、僕はアルミのお弁当箱サイズのフライボックスに憧れはあるものの
タバコのおまけでついていたブリキ缶ケースをフライボックスとしてる。
これが3つ入るサイズのポーチだ。それにリーダーとフォーセップ、ティペットと
ラインクリッパーはピオンリールに繋げ、ショルダーとした綿ロープにセットした。
綿ロープは現在、借り付けの状態であるが、どうもこれがいまいちしっくりこず、
何か他にハマる物が無いだろうかと思案中である。
09092012_6.jpg

色んな生命感が溢れる釣り場。
僕はこんな場所に惹かれてしまう。
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テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/09/13(木) 12:46:28|
  2. Fly fishing
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忍野/桂川へ

気になっていた桂川/忍野地区を訪れた。
関東を離れる前に一度は行っておきたいと思っていた場所である。



分かっちゃいるけど、行ってしまう。

片道100キロは僕にとって何の問題もない距離である。
しかし、これに渋滞がつきまとう。
東京の端から都心を抜けるのに一苦労、抜けたと思えば、相模湖付近で再びだ。

釣りよりも移動時間の方が長いなんて事は良くある事で、
僕はこの数年間、こんな事をずっとして来た。

これが如何に心身ともにハードであるか、もう分かっている筈で、
二度とすまいと毎度思うのだが、つい車を走らせてしまうのは釣り人の性だろう。

そして今回も。

子供を園に届けてから、すっ飛ばして、数時間釣って、園の迎え時間に間に合わせなければならない。

いざ開始。
09072012_1.jpg

故郷の渓流とは違って、水は平らな土地を流れゆったりとしている。
ウェーダーの必要の無い川の釣りは久しぶりだ。
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魚は各所に確認出来る。
その魚影の濃さに気分があがる一方で、さっぱり僕のフライには反応せず。
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どうしたら釣れるんだろうか?と困惑しながら先を進む。
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ほら、こんなにもいるんだ。
この中のどれか一尾くらい食いついてくれてもいいじゃないか、、、
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釣れろ、釣れろと、フツフツ邪念のオーラでフライを撃つ。
一尾がフライを見に来て、スルーして、ダメかとため息をつき、スルーしたのが戻って来てパクリ。
遂に!と合わせてラインが張り、ググッと竿がしなったかと思ったら、竿先がビンッと空気を切った。
フライが力なくこちらへ飛んで来た。

こんなにいるのになぁ。と水面下で追いかけっこしてる魚影を見つめる。
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さぁて、迎えに行くか。
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テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/09/11(火) 18:36:31|
  2. Fly fishing
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チェーン交換/DT200WR整備

前回までの整備で、ヘッドライト装着、キャブ、ブレーキのOH。

今回はチェーン交換。

見ての通り、サビサビでリンクは固着しているため新品に交換。
また、ドリブンスプロケの丁数が現在52で、街乗りも考慮して45へと変更する。
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グラインダーでカシメ頭を飛ばした。
整備はマンションの駐車場で行っているのだが、グラインダーを使用するには電源が必要だ。
整備で初めて困ったことが起こった。
駐車場に電源が見当たらない。
我が家は上層階のため家中から電源を延長するにも距離が長過ぎる。
考えた挙げ句、子供達がいつもお世話になっている保育園友達の家、2階へピンポンして
5分だけ電気下さいと、ペコペコ頭を下げて延長コードを渡した。
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ドリブンスプロケは純正が42であったが、林道にハマり始めた当初に低速の力不足を感じ、
エンデューロレース参加を機に一気に52へと変更していた。
その後地元を離れ、街乗りがメインになると限りなく低速寄りの設定ではストレスを感じ
街をメインにたまに山にも入れるようにと45を選択した。

純正の42に対し、チェーンのリンク数は110L。
45に変更すると、110Lでは後輪を思い切り前に出しても一駒足りず、112Lが正解。
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カシメ器具を持っていない為、チェーンの選択はクリップしかないと思っていたが、江沼チェーンから
スクリュータイプなるチェーンがある事が判明し、今回はそれを試してみる事にした。

chain6.jpg

通常通り、チェーンを連結する。
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そして、この長い足に付属のナットを締込んでいく。
取説にはナットが回らなくなるまでと、曖昧である。
これを鵜呑みにして万一外れては困ると、ギュウギュウに締めてしまうとリンクの動きが渋くなるので
注意が必要だ。
僕はこれに気づいた時には既に遅し、であった。
締め付けトルクを指定するべきではないのか?
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そして、ナットを外す。
chain9.jpg

プライヤーで先端を掴み少し力を入れて曲げると、折れるべきところでパキッと折れる。
カシメと比べてもかなり飛び出しており、見た目的にもこれで大丈夫なのかと不安になるが
チェーンを数回回転させてみて、特にどこかにあたる様なことは無い。
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最後に付属のOリングを、飛び出したシャフトの根元に嵌めて作業完了。
このOリング、なんの意味があるのかは不明。
chain11.jpg

数年ぶりに、このバイクにキラキラ輝くチェーンが張られた。
chian12.jpg


今回の整備でとりあえずは公道走行可能な状態まできた。

残すはシュラウド、プラパーツの塗装剥離など、細かいけど厄介な作業。

再始動の日は近い。

テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/09/02(日) 10:53:11|
  2. Dirt bike
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Author:SKY
やっぱり山がいい。

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