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2011年 初釣行は南国グアムから

僕にとって、我が家にとって、初の年末年始の海外脱出組の一員となった。
僅か3時間半で、南国グアムに降り立つ。
過去に2年間、この時期を海外で過ごしたことはあるが、
それは日常生活の延長上のことであり、日本からこの時期の為に
特別に海外で過ごすのとは、やはり気分が違う。

空港ではどの顔にもバカンス気分が見て取れる。
出国ロビーを埋め尽くす人たちは、つかの間の休息を満喫しようと
思い思いの目的地へと旅立ち、時期を同じくして一斉に戻ってくる。
そして僕らも同じように。

海外で釣りがしてみたい。
これが、旅行を決めた時、一番に思いついた事だった。
NETで検索すると、すぐにトローリングのページに目が停まる。
写真には尻尾を上にしてつり下げられた巨大な魚の横で
真っ黒に日焼けした、満面の笑みの人たちが写っていた。
これはTV番組でよく見るアレだな。
さらに調べてみると、料金も高く、幼児は乗船出来ないようだ。

他にはジグを使ったオフショアの釣りで、GTやシイラが狙えるとある。
もう一つはファミリー向けの底釣り/シュノーケリングツアー。
僕一人のわがままは許されない。
当然の事ながら、底釣りに決定した。

ホテルまでツアーのバスがピックアップにやってくる。
どうやら、僕らファミリーは最初の乗客なようだ。
でっかい運転手の男が長男を軽々と抱え上げ、車内へと運んでくれる。
その後、5つほどのホテルへ立ち寄り、バスは多くのファミリーで満席近くになった。

一時間程でワーフへ着くと、多くのヨット、クルーザーがエメラルドグリーンの海に浮かんでいる。
guam_fishing1.jpg

豪華なクルーザーを横目に進んで行くと、桟橋突き当たりに双胴船がエンジンをかけて停泊していた。
3人のクルーの出迎えで船に乗り込む。
特に挨拶、説明も無いままレッツゴー!と船は綺麗な水を滑りワーフから沖へ出る。
エメラルドグリーン色の浅瀬と、深場のインクを垂らした様な濃いブルーの境界はハッキリと分かる。

guam_fishing2.jpg

車中から眺めた少し沖での真っ白な波のラインは、こうして沖に出てみると
かなりのうねりで、船は大きく揺れ、船尾に座っていた我が家は既にびしょ濡れ。
ジリジリと照りつける太陽に、波の飛沫が心地よい。だろっ?!っと息子二人を見ると
両人共にしかめッ面で、声も発しない、、、

船は停まり、キャプテンが底釣りの説明に入る。
エサはゲソ。これを針にこうやって差して、ポチャンと沈めて、ラインの放出が止まったら
ベールを返して4回巻きます。そしてラインに人差し指を掛けて、竿を上下にしゃくります。
さあ、皆さんどうぞ!
と、各ファミリーは一斉に準備にかかり、ポチャン、ポチャンと投げ入れる。
竿をしゃくって、穂先に注意して。
周りを見回せばどの竿もゆっくり上下に揺れ、船も上下に揺れて、、、視界がなんだか、、、
うっ、酔いそうだ。

反対のデッキで子供の歓声があがり、キャプテンが叫ぶ。
「ソーコヅリー オカアサーン! ナンバーワーン!」
キャプテンの微妙なテンション。
何処かのファミリーのお母さんが何かを釣り上げたらしいが
船室の向こうで確認する事が出来ず、僕はひたすら釣れろ釣れろ、と
景色の清々しさとは裏腹に、灰色の黙々とした邪念で魚信を待つ。

キャップがクルーに叫ぶ。
「10ミニッツ!」
程なくして「7ミニッツ!」
え?それって後何分ってことなの?
「シュノーケリングしたい人は急いで入ってくださーい。」
どうやら、シュノーケリング出来るエリアはここだけらしく
これを逃すと底釣りのみ。
竿をカミサンに手渡し、急いでライフジャケットを着て、海にダイブ。
下で長男を受け取り、船尾付近をプカプカと浮かぶ。
「3ミニッツ!」
全くせわしない。
カウントダウンを叫ばれるとなんだか軍隊に入ったようで
気持ちが焦ってくる。
急いでデッキに上がり、釣りは竿をあげ次のポイントへと移動する。

guam_fishing3.jpg

魚信無いのでカミサンに交替。
この手すりの高さでは、まだ長男は無理だった。

guam_fishing4.jpg

本日一番の型が、同船者に。
これをその場でクルーが刺身にしてくれた。
guam_fishing5.jpg

その後、数カ所のポイントを巡っているとイルカに遭遇。
3頭揃って背を出しては潜り、船はその周りをグルグルと回ると
姿を見せなくなった。

2011年の初ボウズはグアムから。

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多分ローカルの住むアパート。
このアパートの裏は、ほとんど観光客の居ない静かなビーチだった。
guam_flat.jpg

その裏のビーチ。
もうすぐ日没。
こうしてゆっくりと一日が終わっていく。

guam_beach.jpg

白バイはハーレー。
ハーレーショップも一件あった。
guam_police.jpg








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  1. 2011/01/12(水) 23:04:04|
  2. Fishing - Sea
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いつかは

びしょ濡れのまま、釣れんなぁ~と、濡れたジャケットを脱ぐのも億劫で
そのまま車に乗り込んだ。
帰宅するとカミサンの友人はまだ居て、どうだった?と、僕の予想通りに
当たり前に聞いてきた。
既に僕の中ではシュミレーション出来ていて、というか、釣れなかった、と言うだけ
なのだけれど、毎回釣れなかったと言うのなんだかしゃくだし。
それで、○○ちゃん来るといつも釣れないんだよねー、と冗談まじりに言った。
しかし、その○○ちゃん、だけでは無いのだが、カミサンの友人が我が家に遊びにこなければ
釣りに行ける機会も無い、のも事実で。


釣りに行ける!と前日に判明し、何処へ行こうかと色々考えたが、結局起きたら9時近く。
釣りに行ける、いや行かせてもらえる、の謙虚な気持ちで、カミサンの友人が
来訪するまでに僕に出来る家のことを全てやってから、自己満足でスッキリと出かけたいのだ。
ちょっと前に、魔が差して? いやいや探究心から新しいロッドを手に入れたので鱒釣り
行きたかったのだが、今から出ても、少ない釣行時間のうえ、帰りはどえらい渋滞にハマること確実だ。

前回に様子を見に行った海浜公園へ、今回こそはシーバスの顔を拝みたい。
建設中の高架を右に見ながらひたすら人工磯沿いに歩き、端まで行って場所は?と眺めるが
今日も人だらけ。ソコから左に折れて、しばらく入れそうな場所を探す。
丁度、中間あたりに何とか入りキャストを始める。
さぁ、今日こそは!の気持ちは毎度変わることがないのだけれど。

何度も、定期的にボイルが右から左へ、またその逆へと起こる。
ルアー着水位置をあれこれ変えて、スピードも変えて、数回コツンがあったけれど
ヒットには至らなかった。
次第に辺りは暗くなるとともに、雨が降り始め、人が去って行く。
左を見ると遠くに、一人残って黙々とキャストしている同年代らしき釣り人。
雨に煙って時折姿もぼやける彼に励まされて居残ったが残念な結果となった。

パンパンに張った肩、背中を丸めて次第に強くなる雨の中をトボトボ帰って行くと
まだまだ居残り組み(釣れていないとはかぎらないなぁ)と、今から始める強者が
暗闇にぼんやり浮かぶ。

それを見て、諦めきれず、また寄り道してはルアーを投げ、投げ、、、、

1024_1.jpg

"F"は、Fish!のFか、F○○○のFか、、、
1024_2.jpg

1024_3.jpg

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  1. 2010/10/28(木) 12:30:04|
  2. Fishing - Sea
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無機質な釣場で

今回はこんな景色を前に2時間弱。

0926_1.jpg

自宅から比較的近場なのだが、今まで一度も訪れた事が無かったので
どんなものかとちょっくら様子見に。

小さなこどもからお年寄りまで、なにかのお祭りかと思わせる程の賑やかさ。
堤防に、柵越しに、人工磯にビッシリと人、ひと、ヒト。
海は年始の鳥取サーフ以来2度目だから、こんな釣場もあるんだなぁと若干のショックを受け、
さらには眼前の建設中の高架橋と釣りという組み合わせが自分の中でしっくりこず、
不思議な独特の感覚につつまれたまま、建設物を眺めながらルアーを投げた。

0926_2.jpg

時折、50センチ程の魚が飛沫をあげながらジャンプを繰り返していたが何の魚だったのだろう。

沖でコツンと一度、魚信らしきものがあったのみであった。

人工磯に沿ってルアーを放り、岩陰に潜んでいるかもしれない魚にアピールもしてみた。
そして、今度は遠投の繰り返し。
ルアーを沖に向かって遠投すると、プンッと重さが抜け、ルアーは大遠投で沖に消えた。
チェックしてみるとリーダーはザラザラ。
人工磯を攻めるとこんなことになるのか、そりゃそうだよなぁと初めての経験に妙に納得したりした。

この釣座、どうもルアーは僕だけのようで、周りは餌ばかり。
これは場所を間違えたかなぁ?いや、時間か?などと、それでも初めてのフィールドで
初めての景色、色、匂いに新鮮さを感じながらあっという間の様子見だった。

環境が変われば釣り感も変わるか。

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  1. 2010/09/27(月) 16:15:04|
  2. Fishing - Sea
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2010年 明けましておめでとうございます

2010年を迎え、早や一週間が過ぎようとしている。
いつの頃からか年の変わり目に感じるソワソワ感やワクワク感など
特有の気持ちは薄れて、なんて事無しに新年を迎えてしまっている。
意識して自分からもっていかなければ、その感覚を味わえない事に
多少の空しさを覚える。

新年初投稿で少しネガティブな始まりとなったが、僕の今年の釣り
考えると、どんな釣りをしてそこから生まれる新たな感情は
僕の人生にどう影響していくのだろうか、とワクワクする。
社会に出て企業に属し、家庭が出来て年を重ねるごとに僕の
ライフスタイルは自分の意志の有無に関わらず形成されつつある。
行動を起こす事に対し億劫になりがちな最近。
過去に興味があったり、した事をもう一度じっくりと見つめ直せば
より理想のライフスタイルを形成するヒントになるかもしれない。

さて、今年の初釣行は鳥取のサーフと周辺の天神川河口から。
自身初の海釣り
車で海岸付近に近づくと、すでに遠目から分かるほどの高波。
年末から降り始めた雪がまだ海岸に残り、ウェーダーの膝下まで
埋まりながらサーフまで辿り着く。
これが冬の日本海かと、しばらくの間、波打ち際に立ち尽くし
吹き付ける横風と激しい波の音を聞いた。
houjyou.jpg

ミノーを遠投するが、強い向かい風で遠くまで届かず。
もう少し前進してと、キャストを繰り返すと
不定期に訪れる強い波が、ざざぁーんと辺り一面を覆い
引き波の予想外の強さに身体ごともっていかれそうになる。
これは危険と、また後退してバイブレーションをぶん投げ
大きめのジャークで巻いて来る。
この抵抗の強いこと。
数キャストでロッドを持つ腕が痛くなるほどだ。
少しすると地元の若者グループがやってきた。
久しぶりにこの海岸に来たそうで、ここはそこそこのポイントらしい。
サーフ裏は天神川河口である。
海へと流れ込む地帯の川幅はさほどでもないがその直ぐ奥の上流側には
大きな溜まりとなっており、多くの水鳥が羽根を休めている。
tenjin_river.jpg
見る限り、広範囲がシャローで中州も点在しベイトを追いつめるには
絶好のポイントと予測出来る。
是非ここに通い続けてみたいと思える場所だ。
雪をかき分け岸に降りる。
遠投し広範囲に表層付近を探ってみる。
すると、視界隅に茶色い塊が岸からゴロンと動いた。
キャストを止め、その方に目をやると丸太が岸上から落ちてきたのかと
目を凝らすと、それは尻尾の太い動物でゆっくりと水面下に消えていった。
ビーバー?!
今回、魚信はなかった訳だが、この大自然に恵まれた環境での釣り
新年最初にはふさわしい、清々しい気分ではじめる事が出来た。

帰路。
鳥取から東京までの飛行機が飛ばず、電車を乗り継ぐ事になった。
鳥取で自身初のローカル特急、スーパーハクトは座席に木が使用されている。
hakuto.jpg
新大阪まで3時間ちょっとの長旅のストレスを癒してくれた。

テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2010/01/06(水) 12:30:07|
  2. Fishing - Sea
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