夏休みの自由研究。
懐かしい響きだ。
僕は何をしたんだろう?
唯一、鮮明に思い出せるのは父親が手伝ってくれた工作だった。
牛乳パックと割り箸、爪楊枝に凧糸などを使って船を工作した。客船だった。
確か低学年だったのではないか。
出来上がったらそれはもう大人の工作レベルで幼ながらに
やり過ぎだ、と困惑した。終始、父親主導の自由研究だった。
さて、我が子にも(そして僕にも)そのときがやってきた。
長男は課題を計画的に終わらせて行くタイプではない事が判明して、
手つかずのか課題は山ほどある。
しかたない、自由研究くらいは僕がアイディアを。
ありきたりなテーマしか思いつかず、自分なら何がしたかっただろうと考えると
応えは直ぐに出た。
テーマ:自分で巻いたフライで魚をつる
完全に父親主導である。
そうと決まれば、長男に概要を説明しテーブルの上に道具を並べる。

作るのは浮くフライと沈むフライの2つ。
この挟むヤツに釣り針をセットして、針に羽だの鹿さんの毛だのを巻き付けるんだ、と
長男の手を添えながら巻き付ける。


出来上がったフライにご満悦の様子で、彼の為に用意したボックスに入れてやると
大事そうにバッグに仕舞った。
次は、帰省先の香川のダム湖へ。
果たして巻いたフライで何が釣れるだろうか。これが次のステップだ。
振り出し竿にフライを結び、釣り開始。

浅瀬に見えるのは小バス、ブルーギルそして鯉。
まず、彼が選んだのは沈むフライ。
誘いをかけるも突きに来るが針がかりせず、浮くフライに変えてブルーギルを釣り上げた。
釣れた釣れたと大はしゃぎ。
小ギル集団の中からヌッと出てきた一回り大きい個体だった。
用意してきた小さな水槽に入れて暫く観察。

写真を撮って、家に帰って画を描く作業。
以上の流れを一つの用紙にまとめれば完成だ。
これなら僕も喜んで取り組んだに違いない。
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- 2013/08/30(金) 01:29:53|
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暇を見つけては、しばし夢中になった。
お楽しみの時間はあっという間に過ぎ去る。
素晴らしいひと時の余韻を噛み締め、
頭の中で幾通りものストーリーを展開し、次にやってくる時を待つ。
新たな試みではあったが、これが思いのほか
気持ちがすっきりとクリアになったのだ。
僕の興味、活力の源は、これ一つに集約されている。
そんなものに出来上がった。
自然の中へ還れない時、こうして消化する方法もある。
この表現がどなたかの心に刺さるものであったら嬉しい。
アルファベットをいじくり倒して、自分表現に持って行く作業は楽しいものだ。
単語の羅列でもいいし、文でもいい。
英語の決まりにとらわれる事無く、自由な自分なりの表現で。
僕は"HATE MONDAY"言葉遊びの色んな展開を見てみたい。
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- 2013/05/17(金) 06:24:19|
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明けましておめでとうございます。
昨年は、ブログに設置しているカウンターのアクセス数も
少しずつですが増えたようです。
釣りの記録と自身の気持ちの整理として始めた当ブログですが、
年を重ねる毎に、ネット上での出逢い、またはそこから実生活へと
つながりが出来たりと、様々な可能性の発見がありました。
稚拙な内容にも関わらず、
興味を持ってアクセスしてくださる皆様の一年が
良きものでありますように。
本年もよろしくお願い致します。
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- 2013/01/04(金) 14:01:27|
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自らの選択で新たな生活をスタートさせた2012年の終わり。
予想していたこととは言えども、現実に訪れると、なかなかタフな状況に日々、
右往左往している。
良くても、悪くても、時は万人平等に流れてゆき、そしてまた新たな年がやってくる。
僕の内は依然として混沌の渦の中だが、今日は仲間たちと囲む火を見つめて休戦した。
家族皆、健康に暮らせたことに感謝。
さよなら今年。
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- 2012/12/31(月) 00:36:19|
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やはり行ってみたくなるのが最高峰。
六甲山の最高峰を目指した。
六甲有馬ロープウェイのパーキングに車を停めて、脇道から入り直ぐの鼓ヶ滝をチラりと
眺める。この滝直ぐ左には茶屋がある。

道はこの滝で行き止まり。
ここを少し戻って林道らしき道へ入る。
紅葉谷に行きたいのだが、と沢から離れつつある林道に疑問を感じ始め、沢へと下りる。
比較的大きなダムを横目にもとの道からは対岸のひっそりとした道へ出ると、マニアックそうな水場が。

高塚の清水というそうだ。
立て札を読むと、なんともロマンを感じる。
再発見した。ってこういうのは読んでいてワクワクする。

このあと、ダムのバックに出て結局は最初に疑問に感じて離脱した林道と合流する。
なんだ、そのまま進めば良かったんだと、ちょっと時間ロスした感もあったが、
寄り道が無ければつまらないし、さっきの清水に行き当たる事も無かった。
今回のルートは表題の通り、紅葉谷から入って、目的地の六甲山の最高峰までたどり着くことだが、
途中でいくつも寄り道して、そのなかでも滝が素晴らしいという印象だった。
分岐の道標に七曲滝の文字を発見。
ここまでにいくつかの注意書きで見た名前の滝である。

ここでも少し寄り道して、その滝を見ていく事にしよう。
脇道へ逸れて、細い道を進むと、なかなかの高度感ある巻き道。

木立の合間から白い筋が現れた。

落差あるストレートな滝である。

どうにか下りようと、斜面を確認しながらゆっくりと慎重に。
滝に名札が付いてる訳ではないので、てっきりこれが七曲滝と思っていたが、蟇滝(がまたき)。

這いつくばって滝横の道へ戻り、狭い箇所を通過する。
岩壁にはボルトが打ってあり、そこにトラロープが結ばれている。
今回は雨後で濡れていたため、細心の注意でロープに頼りすぎる事無く渡る。

PETZLって金具もやっているんだと、新たな発見。

沢へ下り立つ。

二手に分岐している左を進む。
岩壁に挟まれた沢筋。
この雰囲気に胸が躍る。
もしかしたら、ここが今日の一番の見どころか。
地に叩き付けられる水の音が次第に近づく。

迫り出した岩壁の奥に滝が現れた。

滝の全容を確認しようと少し離れた場所から。
まだ、上があるのか?
ここが七曲滝。
七つ曲がって流れ落ちるから?だとしたら、まだまだ上があるに違いない。

それにしても、岩壁に囲まれたこの空間。
もう少し長いこと居たくなる不思議な空間。


どういうルートならこの滝を上がれるのだろうと考えた。
こんな気持ちで滝を見たのは初めての事だった。
滝の正面の壁。

いよいよ僕は、この世界にも興味を持ち始めたらしい。
この日、最高の収穫を後に、目的を達成。


もう少し寒くなれば、キリっとした冷気の中で
くっきりとした街並が望めるだろう。
それにしても、海が近い。
東京近郊で言えば、鎌倉のような感じだろうか。
標高こそ無いものの、これだけの豊かな山を背後にもつ神戸の土地は素晴らしい。
テーマ:山登り - ジャンル:趣味・実用
- 2012/12/06(木) 11:03:02|
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